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LG化学、東レと合弁法人設立…分離膜事業に進出


    • シン・ハクチョルLG化学副会長(右)と日覺昭廣東レ社長は27日、テレビ会議を通じてハンガリーに分離膜の合弁法人を設立する契約を締結した。 [写真提供=LG化学]


    LG化学は日本の東レと手を組み、二次電池の分離膜事業に進出する。 2015年に東レに分離膜事業を売却したLG化学が、6年ぶりに分離膜事業を再開するわけだ。これによってLG化学の二次電池素材事業は、正極材・負極バインダー・電解液添加剤・炭素ナノチューブ(CNT)などに続き分離膜にまで拡大した。バッテリーの4大素材(正極材・負極材・電解液・分離膜)に使用される技術をすべて備えた企業となったのだ。

    LG化学は27日、欧州のバッテリー分離膜市場を攻略するために東レとハンガリーに二次電池分離膜合弁法人を設立すると明らかにした。この日、シン・ハクチョルLG化学副会長(CEO)と日閣明広東レ社長など、両社の主要経営陣は映像で締結式を行った。

    両社は今回の合弁法人設立のために50対50で持分を投資した。 LG化学は現金を投資し、東レは工場用地などの現物を投資する方式だ。 LG化学は30ヶ月以降、東レの持分20%を追加買収して経営権までを確保する予定だ。これを含むLG化学の総投資金額は6427億ウォンだ。 LG化学は今後、合弁法人に総1兆ウォン以上を段階的に投資するという計画だ。

    合弁工場はハンガリー北西部のコマーロム・エステルゴム県ニェルゲシュウイファル市に位置する東レの関係会社の工場用地(42万平方メートル)に設立される。

    両社は来年上半期、既存の分離膜生産工場にラインを増設する。 2028年までに年間8億平方メートル以上の生産能力を確保するという計画で、生産能力を基準に世界トップ5のレベルに達すると見られる。ここで量産された分離膜は、ポーランドのヴロツワフ市にあるLGエネルギーソリューションのポーランド工場など、ヨーロッパのバッテリー企業に供給される予定だ。

    今回の合弁法人を通じて、LG化学と東レは「ウィンウィン」基盤を整えた。 LGエネルギーソリューションのポーランド工場が隣接しているため、東レはヨーロッパ市場で確実な需要先を確保することになった。 LG化学は自社保有したコーティング技術に、東レの差別化された生地事業能力を追加し、分離膜事業者として有利な立地を確保できるようになった。

    LG化学は去る7月、世界1位の総合電池会社に跳躍するという目標を掲げた。その後すぐに分離膜事業進出のための戦列の整備に乗り出した。
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  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者 | 入力 2021-10-27 17:50:17