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SKハイニックス、売り上げ42兆突破…営業利益148%増


    半導体の好況に支えられ、SKハイニックスは会社創設以来で最大の実績を達成した。しっかりした実績に自信を得たSKハイニックスは、2024年までに配当も大幅に拡大することにした。

    28日、SKハイニックスは2021年第4四半期の実績発表で、昨年の売上げは42兆9978億ウォンで前年よりも34.8%増加したと明らかにした。これまでの最大売上げだった2018年の40兆4450億ウォンを3年ぶりに更新した。同じ期間の営業利益も147.6%急増した12兆4103億ウォンを記録した。

    この日のカンファレンスコールでSKハイニックス側は、昨年はPCとサーバー市場が好況を見せて、これに関連したDRAM製品の販売が増えたと明らかにした。次世代の高付加価値製品の販売も堅調な姿を見せ、収益性に助けになったとした。

    今年の市場環境については肯定的な展望を出した。供給網問題が下半期に徐々に解消されて、DRAMやNANDフラッシュなどのメモリ製品に対する市場需要が増えると見た。前日の実績発表で、サムスン電子が半導体市場と関連して「不確実性」と「反転の可能性」に同時に言及し、慎重な態度を見せたこととは多少違いがある。

    特にSKハイニックスはNAND事業に対する自信を示した。昨年末、米インテルのNAND事業部の買収第1段階の手続きが終わり、発足した米国子会社ソリダイムの販売が増えると楽観した。SKハイニックスのノ・ジョンウォン事業総括社長は、「今年のNAND市場の需要成長率は約30%」だとし、「ソリダイムの物量を含めると、昨年よりも約2倍の出荷量の増加が予想される」と語った。

    この日の実績発表で特に注目された部分は、果敢な株主還元政策だ。 SKハイニックスは1株当たりの配当金を前年の1170ウォンと比較して30%以上上がった1540ウォンで決定した。まずこれまでは1000ウォンだった1株当たり固定配当金を1200ウォンに上げた。また余剰キャッシュフローの5%を追加で配当し、四半期配当を実施することにした。これによってSKハイニックスの株主は今年の第1~第3四半期は四半期ごとにひと株300ウォンを、第4四半期には300ウォンに余剰キャッシュフローの5%が追加された配当を受け取る。

    またSKハイニックスは今後3年間に創出される余剰キャッシュフローの約50%を、株主還元の財源として使用することにした。これによって3年以内に特別配当や自社株買取りなどを行う予定だ。

    最近、敷地の買い入れ段階から難航している龍仁半導体クラスタと関連し、SKハイニックスはクラスタの造成に不確実性が依然として存在する一方で、代案を模索する可能性も示唆した。

    ノ社長は「M16工場の内部が急速に一杯になってきているために、追加のスペースが必要だ」とし、「もし龍仁に支障が発生した場合は、別の空間確保を考えるべきだろう」と語った。 2026年の初めまでに龍仁半導体クラスタが正常に稼動しない場合、既存の工場空間を効率化または拡張しなければならないという説明だ。龍仁半導体クラスターはSKハイニックスが10年間で120兆ウォンを投資して、4つの半導体工場を建てることにした場所だ。
  • 毎日経済 | チョン・ユジョン記者 | 入力 2022-01-28 17:44:43