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韓オリオン製菓、アジア最高の製菓企業に選ばれる

米Candy Industry誌選定 


    • オリオンは製菓産業専門誌の米Candy Industry(キャンディ・インダストリー)が選定した「菓子業界グローバルトップ100」で12位を記録した。ベトナムのある大型マートで、消費者が「チョコパイ」を買っている。[写真提供=オリオン]


    オリオンは全世界の製菓企業12位に、アジアでは1位に上がった。

    オリオンは22日、世界的な製菓産業専門誌Candy Industry Magazine(キャンディ・インダストリー)が発表する「2022製菓業界グローバルトップ100」で、昨年よりも2段階上昇した12位を占めたと明らかにした。アジア製菓企業の中で最も高い順位だ。

    国内企業の中で唯一の10年連続15位圏に進入する記録も立てた。全世界製菓企業の前年度売上高を基準に付けられた順位で、1位は米国企業「Mars Wrigley(マースリグリー)」で、2位はヨーロッパの「Ferrero (フェレロ)」、3位は米国「Mondelez(モンデレス)」、4位は米国「 Hershey (ハーシー)」、 5位はスイス「Nestle(ネスレ)」が占めた。韓国企業はオリオンの他にロッテ製菓が24位に、クラウンヘテ菓子が29位に上がった。

    オリオンは全法人で昨年の売上高2兆3594億ウォンと、営業利益3729億ウォンを達成した。好実績に寄与した一等功臣は「チョコパイ」だ。チョコパイの昨年の世界売上げは5千億ウォンを初めて突破した。前年比で8.8%成長し、史上最高値を更新した。国別の文化とトレンドに合わせ、新製品を着実に発売したことが効果を出した。

    オリオンが「第2のチョコパイ」として押し出している「コブクチップ」が、今後は同社の成長を牽引すると予想される。四重スナックという独自の技術を適用し、独特の食感で国内だけでなく海外でもかなりの成長を見せているからだ。コブクチップは国内で昨年前年比28%増の545億ウォンの売上げを出した。同じ期間の海外売上は前年比約58%増加した172億ウォンを記録した。チョコパイの成功公式に従って、国別に好まれる味を開発する現地化戦略が効果を出しているという評価だ。

    コブクチップはチリペパーライム味(アメリカ)、マラ味・コーンスープ味(中国)、トリュフォー味・ノリ味(台湾)などの10種類で各国で販売されている。

    法人別に見ると、韓国では世界ブランドに成長したコブクチップの熱風が昨年も続いた中で、新製品44種を攻撃的に出荷した。健康トレンドに支えられ「マーケットオネイチャー」と「ドクター・ユー」ブランドの売上げがそれぞれ前年比で40%以上増え、売上げと利益が持続的に成長した。

    中国法人は年売り上げ2千億ウォン以上のメガブランド「チョコパイ」「オ!カムジャ」が着実に人気を集め、新規カテゴリーも拡大して成長を維持した。ベトナム法人はジャガイモスナックと米菓で市場シェアを高め、ゼリーとナッツなどの新規カテゴリーを持続的に拡大して年売り上げ3千億ウォンを突破した。

    ロシア法人は現地消費者に馴染みのある「チェリー」や「ラズベリー」などの「ジャム」を活用したチョコパイの人気と多様な製品強化体制に支えられ、昨年は史上初で年間売り上げ1千億ウォンを超えた。

    オリオンの関係者は「差別化された研究開発能力をもとに現地化戦略を繰り広げ、アジアで指折り数えられる製菓企業として認められた」とし、「60年以上にわたって蓄積してきた製品ノウハウと海外事業力量を通じて、製菓を超えて総合食品企業として第2の世界的な飛躍に乗り出す」と語った。
  • 毎日経済 | チン・ヨンファ記者 | 入力 2022-02-22 23:52:36