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[単独] 韓国製名刺管理ソフト、日本で人気…「Remember」
デジタル名刺管理サービス「Remember（リメンバー）」を運営する韓ドラマ＆カンパニー（Drama & Company）は、外国産デジタルアプリ・サービスの不毛地と呼ばれる日本で成長し高空行進を続けている。
これまで日本市場は国内スタートアップに難攻不落のように見られた。電子メールよりもファックスや郵便を利用するほど、デジタルよりもアナログ中心のサービスに慣れたユーザーが多く、自国企業製品を好む傾向があるからだ。しかしドラマ＆カンパニーが別途に法人を設立してリリースした日本版リメンバーは最近、日本市場で加入者数100万人を突破して人気を集めている。 「利便性」を武器にアナログに慣れた日本人の生活様式まで変えて、「名刺アプリ」という新たな市場を開拓しているという評価だ。
最近ソウル市江南本社で会ったドラマ＆カンパニーのチェ・ジェホ創業者（代表）は「日本でリリースした日本版リメンバー（名刺管理アプリ）の加入者が最近100万人を突破した」とし、「特に日本に登録された名刺データだけで1億枚を超え、すばやい速度で利用者が増えている」と語った。
「リメンバー」は名刺を写真で撮影すれば手書き入力と機械学習技術を組み合わせて正確な情報を入力し、アプリでも管理できるサービスだ。登録された名刺をもとにデジタル空間で交流できるソーシャル機能も備えた。オフライン（名刺）とオンライン（アプリ）をつなぐ点が、アナログに馴染みながらも便利さを望む日本人に呼応を得ているという分析だ。
チェ代表は「韓国と日本で利用者を増やして安定したサービス拡大に集中し、今後は東南アジアをはじめとする海外に事業を拡大する計画」だと明らかにした。リメンバーはすでに国内では1位の名刺アプリサービスだ。これを通じて規模化した情報は、会社の新事業動力となった。リメンバーは企業が求める人材と求職者をつなぐ採用サービスを展開している。日本と米国やインドなど、海外にサービスを拡大する計画だ。
チェ代表は「2019年に初めてオープンしたキャリア職人材検索サービスのリメンバーキャリアは、人材スカウトの提案が累積で100万件を突破し、スカウト提案を受けた人も20万人を超え、国内キャリア職求人・求職プラットフォームの中で独特の成果を出している」と説明した。
リメンバーキャリアはヘッドハンターと企業の人事担当者が企業・職務・業種・職級別にキャリア職の人材を検索し、離職の提案を行えるサービスだ。検索と人工知能（AI）を活用して企業に合った最適の人材を推薦し、登録者の多くは現業で検証された人材で、良質な人材プールを提供するという点から国内の人的資源業界でも良い評価を受けている。
チェ代表は「企業が望む人材条件もますます具体化されているが、リメンバーは職務や職級・経歴年数などの多様な条件検索を提供しており、カスタマイズされた提案が可能だというのが最大の強みだ」とした。
ドラマ＆カンパニーは最近、プライベートエクイティファンド（PEF）運営会社のアーク＆パートナーズと採用プラットフォームのサラムインHR（SaraminHR）から1600億ウォンを投資された。投資誘致資金をもとに攻撃的な人材採用と買収・合併（M＆A）に乗り出して、世界的な「ビジネスポータル」に跳躍するという構想だ。特に求人求職プラットフォーム事業を強化し、この分野で世界的な強者であるリンクトインと張り合えるプラットフォームに成長するという目標だ。チェ代表は「人事に関連したビジネスを営むという点で、ある人の人生を変えることをしているという自負心と責任感を感じる」とし、「世界を有利にする会社になる」と強調した。- 毎日経済 | ファン・スンミン記者 | 入力 2022-02-23 22:12:14
