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LG電子、電装事業を推進するためメキシコに部品生産工場を建設

    • チョン・ウォンソクLGマグナ代表、ウン・ソクヒョンLG電子VS事業本部長、ジェフ・モリソンGM副社長、チョ・ジュワンLG電子CEO、コアウイラ州知事のミゲル・リケルメ、ラモス・アリスペのホセ・マリア・モラレス市長、マグナ・パワートレイン社長のトム・ラッカーなど(左から)が19日(現地時間)、メキシコのラモス・アリスペで開かれた工場着工式でスコップで地面の土を掘っている。[写真提供=LG電子]

    インフォテインメント、パワートレイン、車両用照明の3大軸で電装(自動車電子装置)事業を推進するLG電子が攻撃的な投資に乗り出した。世界3位の部品メーカーであるマグナと共に設立したLGマグナ・イーパワートレインはメキシコに電気自動車部品の生産工場を建設する。

    LGマグナは19日(現地時間)、メキシコ中部のコアウイラ州ラモス・アリスペで電気自動車部品生産工場の着工式を行ったと発表した。近隣にゼネラルモーターズ(GM)などの完成車メーカーをはじめ部品メーカーの工場が密集している自動車都市だ。マグナ・パワートレイン工場も隣接している。LGマグナは延べ面積2万5000平方メートル規模の生産工場を来年までに、ここに構築する予定だ。設備投資金額だけ1億ドル(約1200億ウォン)に達する。主力生産品目はGMの次世代電気自動車に搭載する駆動モーターやインバータなどの核心部品だ。

    同工場は韓国の仁川(インチョン)と中国の南京に続く、LGマグナの3番目の生産基地だ。またLG電子とマグナの合弁法人が発足して以来、初めて構築する海外工場だ。LGマグナは北米の電気自動車市場攻略のためメキシコを選択した。米国政府が2030年までに自国で販売する新車の50%をエコ電気自動車に代替すると明らかにするなどエコドライブを強く展開しており市場の見通しが良いからだ。市場調査会社のマークラインによると米国は中国、欧州とともに3大電気自動車市場に挙げられる。

    ウン・ソクヒョンLG電子VS事業本部長は「北米地域で初めて構築するLGマグナの生産拠点」とし「北米の完成車業界の電気自動車部品の核心パートナーとして位置づけられるだろう」と伝えた。

    着工式にはチョ・ジュワンLG電子最高経営者(CEO・社長)が出席した。昨年末、CEOに就任した後、電装事業を積極的に手がけているチョ社長は昨年12月、初の海外出張先としてオーストリア所在の車両用照明の子会社であるZKWを選択した。

    LG電子の電装事業は「選択と集中」を通じて現在3つの軸に再編されている。最大の部分はインフォメーション分野を担当するVS事業本部だ。インフォテインメントシステムの核心技術であり車両とインターネットをつなぐ頭脳の役割を果たすテレマティクス分野はLG電子が35.2%の占有率で世界トップを走っている。

    他の軸としては昨年、世界3位の部品メーカーであるカナダのマグナ・インターナショナルと合弁で発足させたLGマグナを挙げることができる。電気自動車市場が急速に拡大している状況で両社の合弁法人は主要完成車メーカーに核心部品を供給する競争力を備えている。

    最後に2018年、LG電子が持株会社のLGと共同で約1兆5000億ウォンで買収した車両用照明システム会社のZKWが挙げられる。

    三角軸が有機的に動きLG電子の電装事業の売上も着実に伸びている。2015年には1兆8000億ウォンだった売上が、今年は9兆ウォンに迫るものと予想される。LG電子の全体売上高のうち電装事業が占める部分が10%を超えることを期待している。
  • 毎日経済 | イ・スンフン記者/チョン・ユジョン記者 | 入力 2022-04-20 17:19:15