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12月の設備投資、前月比で1.7%アップ…2か月連続で増加

韓国統計庁「2014年12月産業活動動向」 

    • < 年末に回復の勢いを見せた生産、消費、投資 *資料=統計庁 >

    昨年の経済成長率は3.3%にとどまるという残念な見通しのなかでも、韓国経済の主力である製造業をはじめ、内需・投資が年末を起点に一斉に回復に転じた。

    景気動向指数が4ヶ月ぶりに反騰しつつ、希望の混ざった信号も感知されている。しかし、経済主体の心理はまだ凍りついており、景気回復まで日数がかかると展望される。

    30日、統計庁が発表した「2014年12月産業活動動向」によると、全産業生産は前月比で0.9%増加した。昨年9~10月の墜落を踏み越えて、年末に入って再び増加傾向に転換し始めものだ。12月の生産は前年同月との対比でも1.8%増加した。

    特に韓国経済の主力である製造業が成長を牽引した。前月比基準で自動車生産は6.3%、半導体・部品の生産は4.4%の増加率を見せた。キム・ビョンファン企画財政部課長は、「自動車メーカーのストライキと端末流通構造改善法の余波の中で、製造業が正常化に入る流れを示した」と語った。

    消費も増加傾向が続いている。小売販売は昨年9月に前月比で3.4%減少したが、10月に底を打った後、11月に1.8%、12月には2.2%と上昇を記録している。前年同月との対比を基準にした増加率は、昨年12月の4.5%、昨年1月の5.6%を記録した後で最も高い水準だ。

    設備投資は前月比で1.7%と前年同月比で13.8%増加して、「びっくり上昇」を記録した。前月比での設備投資は昨年10月のマイナス4.7%から、11月に入ってなんと13.3%に増えたが、12月にはそれ以上に増えたものだ。

    ただし、建設既成請求書は建築工事の実績減少で、前月比で0.8%減少した。企財部のキム課長は、「原油価格下落の影響が消費に反映されたのか、把握するにはまだ時期尚早だが、小売販売の増加が着実に続いている」とし、「設備投資が前年比で13.8%ほども増えたのは異例」だと説明した。

    このような指標とは異なり、経済主体の心理は依然として低調な流れを継続した。

    韓国銀行が発表した「1月の景況判断指数(BSI)」によると、製造業の業況BSIは73で、前月と同じレベルを維持した。昨年の4月に82に達したBSIは、セウォル号事故直後の5月に79に下落した後、9ヶ月めで70台を抜け出せずにいる。

    現代経済研究院のイ・ジュンヒョプ経済動向分析室長は、「セウォル号惨事の後の衝撃が持続しており、対外的にも世界経済が鈍化する流れを示した」とし、「現在、消費者心理や企業の投資心理があまりにも底なので、短期間内に景気が回復することは容易ではないだろう」とした。
  • 毎日経済_チェ・スンジン記者/パク・ユンス記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-01-30 15:49:32