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名節の人気贈呈品の変遷史…過去は親孝行セットから今年はサケ缶セット

大型マートのカタログで見た時代別ギフトセット 

    △写真=Eマートの名節(旧正月、秋夕)ギフトセットのカタログを見てみると、2002年に玉マット(左から)など親孝行商品が人気を集めたが、2005年にワインセットが初めて登場し、今年はサケ缶セットが急浮上している。

    庶民と共にしてきた大型マートの名節(旧正月、秋夕)ギフトセットを見ると、その時代の生活がそのままうかがえる。当時のヒット商品や消費者の関心事がそのまま反映されるためだ。

    17日、毎日経済が2002年から2015年の名節まで14年間Eマートのギフトセットカタログを分析した結果、生活水準の向上に高価プレミアム製品が大幅に増え、輸入商品も急増したことが分かった。Eマートが名節ギフトセットを初めて発売したのは2000年であり、カタログまで製作したのは2002年からだ。

    IMF救済金融危機以降、「低価格」中心の実質的な消費を代弁するように2002年の最初のカタログは、合計16ページに過ぎなかった。今年はなんと62ページに達する。当時のカタログ表紙は伝統を強調して福袋・福チョリ・ノリゲ(装身具)が前面に登場し、2000年代後半からワイン・フルーツ・韓牛などの主要商品を全面に掲げた。

    2000年代初めにはギフトセットの商品も4万ウォン以下のコーヒーセットや缶詰・シャンプー・靴下など比較的安価な商品が大多数となった。最高価格の商品も「真イシモチの干物セット1号」が45万ウォンであり、「冷蔵カスタマイズ特韓牛セット」は28万ウォンだった。

    2002年のカタログで最高価格の商品は59万ウォンの玉マットだった。マッサージ器・ビッグボタン電話機・カッピング器・玉マットなど、当時のカタログの最後のページを飾った親孝行商品は、ホームショッピングが活性化し、2006年からはほとんど姿を消した。

    2003年にはウェルビーイングブームにより初めてオリーブオイルギフトセットが登場。輸入商品はバレンタイン17年産ウィスキーを除いては珍しく、2005年にワインセットが初めて登場した。

    2006年ごろからマートでもデパートと同じように高価な「匠人」ギフトセットが登場し始め、PB(プライベートブランド)ギフトセットもこの時期に出た。2011年からは生鮮食品とPB商品を中心に「高級化」風が吹いた水産物など海外からの輸入商品も急激に増えた。海外現地調達に輸入単価が低くなり、カナダ産ロブスター、ロシア産キングクラブギフトセットが大ヒットした。翌年からは、生きているキングクラブ・ズワイガニギフトセットまで登場した。

    今年のソルラル(旧正月)にはスーパーフードとして人気を集めているサケギフトセットが前面に登場した。ノルウェー産サケギフトセットをはじめ、去る10年間マグロとハムの2種類が独走していた缶詰市場にサケ缶ギフトセットが新しい強者に浮上した。また、高級PBのギフトセットもカタログの前面に登場している。国内産ゴマより10%も高い済州産ごまで作ったPEACOCKごま油・エゴマ油ギフトセットをはじめ、プレミアム乳酸菌ギフトセットなどだ。
  • 毎日経済_キム・ジュヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-02-18 04:01:03