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「雪花秀」2015年の売上高1兆ウォン突破…韓国化粧品の歴史を書きかえる
- 徐慶培（ソ・ギョンベ）アモーレパシフィックグループ会長（52）は、中国の攻略法に「韜光養晦（トウコウヨウカイ）」を選択した。才能や評判をあらわにせず、じっと待つという意味だ。
< 雪花秀ブランドの年間売上高 >
ソ・ギョンベ会長はうかつには大陸を攻略しなかった。 2004年、中国人が世界を見る最初の窓という香港にまず最初に進出した。漢方化粧品ブランド「雪花秀（ソルファス）」で世界の名化粧品ブランドと競争しつつ、7年のあいだ中国人の肌や好みを把握する「勉強」だけを行った。数百億ウォンを研究開発（R&D）に投入し、シャクヤクとジファン、ハス、ユリなど貴重な薬剤を配合した化粧品であることを浮き彫りにしつつ、徐々に香港女性の心を動かした。
徹底的に準備を終えた後の2011年になって、ようやく大陸で「雪花秀」を販売開始した。 「香港で人気を集めた高級漢方化粧品」というイメージが中国本土に食い込んで、雪花秀店は72ヶ所に急増した。韓国を訪れた中国人たちも、免税店やデパートで雪花秀製品を総ざらえしていく。中国人の「雪花秀ショッピング」が爆発的に増えたせいで、国内免税店では1人当たりの購入数を制限している。
大陸を捕らえたおかげで、雪花秀は韓国化粧品の歴史を書き換えることになった。アモーレパシフィック側は先月30日、雪花秀が韓国化粧品の単一ブランドとしては史上初めて、2015年の売上高1兆ウォンを突破すると明らかにした。来年は雪花秀ブランド創立50周年を控え、重要な記録を立てることになったわけだ。
現在、雪花秀は全世界に200以上の店舗を構え、グローバル市場を攻略している。その余勢を駆って、来年3月には世界の高級ブランドが密集するソウル市の新沙洞鳥山公園近くに初の単独旗艦店をオープンして、挑戦状を差し出す。エルメスとコロンボ、ラルフローレン、SK2など高級ブランドが集まった場所で、韓国化粧品の自尊心を示す象徴的な店舗をオープンするわけだ。
雪花秀の旗艦店は地下1階~地上4階規模の建物のすべてを使用する。製品の販売はもちろん、雪花秀ブランドを見せる展示館とギャラリー、製品力を誇るためのスパまですべてを運営する予定だ。
毎年2桁成長を続けつつ疾走してきた雪花秀は、2020年は年間売上2兆ウォンを夢見る。雪花秀の関係者は、「2020年までにSK-Ⅱと資生堂などを抜いて、アジアの化粧品ブランド1位に躍進する」という大きな抱負を明らかにした。 - 毎日経済_パク・イネ記者／パク・ウンジン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-12-31 09:25:18
