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造船3社合わせて営業赤字6兆8137億ウォン…容易ではない黒字転換

造船ビッグ3 「今年はなんとしても黒字転換」 

    • < 造船「ビッグ3」実績の展望 >

    昨年、記録的な赤字を出した「造船ビッグ3(現代重工業、大宇造船海洋、サムスン重工業)」の最高経営責任者(CEO)らは、今年は再び黒字転換の礎石を置くと念を押した。

    金融情報提供会社のエフエヌガイド(FnGuide)によると、現代重工業、大宇造船海洋、サムスン重工業などの造船3社は昨年、3社合わせて営業赤字6兆8137億ウォンと純損失5兆8264億ウォンを記録したと推定される。

    今年、造船3社は営業利益8261億ウォンと純利益3083億ウォンを達成することが期待されるが、現実的には容易ではない状況だ。原油安が継続するなどで、発注先からの発注が遅れたりキャンセルされることが続けば、造船各社の意志とは無関係に黒字転換は容易ではないだろう。

    権五甲(クォン・オガプ)現代重工業社長は4日、新年の辞を通じて「黒字を達成できなければ、市場はもはやわれわれを待ってくれない」とし、「このころ現場が崩壊したという話をひんぱんにするが、じっとしていると組織的にはもはや未来はない」と指摘した。また、「このような状況では過去のせい、状況のせいにすることはできない」とし、「原点からすべてのものを、いま一度始めなければならない」と述べた。現代重工業は造船3社の中で唯一の売上げ(21兆6396億ウォン)と受注(195億ドル)の目標を提示して、黒字転換の強い意志を示した。

    鄭聖立(チョン・ソンリプ)大宇造船海洋社長は、毎日経済新聞とのインタビューで決然とした意志を表わした。大宇造船は昨年、造船3社の中で最も大きな規模の損失を記録している。チョン・ソンリプ社長は、「今年は海洋プラントの売上比率が30%水準と低くなり、黒字達成が可能だろう」と語った。チョン社長は「昨年の大規模な不良はすべて払い落とした」とし、「大規模な損失をもたらした海洋プラントを今年の下半期に引き渡せば、事業ポートフォリオが調整されて、40~50%に達していた海洋プラントの割合が30%水準に低くなるだろう」と語った。

    チョン・ソンリプ社長は「これから大宇造船は商船とLNG船などの、これまでの競争力のある製品の比重を高めていく」とし、「上半期中に黒字転換を目標にしており、会社は正常化している」と語った。

    朴大永(パク・テヨン)サムスン重工業社長は、会社の実績に大きな打撃を与えた具体的なプロジェクトまでを新年の挨拶で取り上げ、工程の遵守を強調した。

    サムスン重工業は昨年の第2四半期に1兆5480億ウォン規模の赤字を記録し、潜在的な不良を払い落としたことから、工程遅延がなければ今年の黒字達成は可能だと見ている。

    パク・テヨン社長は、いまや成長よりも内実を固めることと、根本的な競争力の確保に邁進しなければならない時点だと強調した。パク社長は「すでに工程遅延で莫大な損失を被った」とし、「イクシス半潜水式ガス処理施設(Ichthys CPF)、エジナ浮体式石油生産設備(Egina FPSO)などの主要なプロジェクトで、これいじょう工程遅延や安全・品質問題が発生しないようにしなければならない」と語った。サムスン重工業は海洋プロジェクト2件で引当金約1兆ウォンを積み立てて、大規模な損失を出していた。
  • 毎日経済_パク・ヨンボム記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-04 17:38:39