記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 総合

「バイオコリア突風」韓国の製薬会社、年初から海外進出

  • 国内の製薬・バイオ企業が年初から技術輸出・品目許可などを引き出して、海外市場への進出を拡大している。

    昨年に韓美薬品が単騎匹馬(一人 で馬に乗っていく)に技術輸出の成果を遂げたなら、今年は他の大手製薬会社はもちろん、バイオベンチャーまでに底辺が拡大している。輸出品目も新薬・ジェネリック(後発医薬品 / generic medicine)・バイオシミラーなどに多様化している。

    国内上位の製薬会社である鍾根堂と大熊製薬は6日、それぞれ日本・米国からの技術輸出と品目許可の獲得に成功したと発表した。鍾根堂は日本の製薬会社である協和発酵キリンが開発した「ネスプ(NESP、Darbepoetin alfa)」のバイオシミラーを開発し、富士製薬工業に逆輸出した。

    また、大熊製薬は大熊メロペネム注(Meropenem注)で、国内製薬会社が作ったジェネリックの中で初めて米国食品医薬品局(FDA)の販売許可を受けて、米国市場での販売の足場を用意した。

    バイオベンチャー企業であるキュリアント(Qurient)も、独自で開発した結核治療薬(Q203)が、米国食品医薬品局(FDA)から希少医薬品として指定され、臨床試験研究補助金の支給などの特典を受けたと明らかにした。

    このように、国内製薬会社が海外から認められているのは、新薬創出の限界にぶつかったり、投資比効用が低くなった先進国がパイプラインを保有している国内製薬会社に手を差し伸べているためだ。特に、これらの企業が輸出した品目は、内需市場が狭い韓国よりはグローバル市場で多国籍製薬会社との競争を繰り広げることができる項目だ。キュリアントがグローバル臨床を行い、開発中の薬剤耐性結核治療薬「Q203」は昨年、ロシア国営ファンドの子会社インフェテックス(Infectex)との独占ライセンス契約を締結した。
  • 毎日経済 イ・ドンイン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-05 15:12:27