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韓国銀行、韓国の潜在成長率は3%前半…10年間で2%ポイント下落

  • 韓国銀行は6日、韓国の潜在成長率は10年の間に2%ポイントほど下落し、現在は3%前半だと推定されるという研究結果を発表した。

    カン・ファング韓銀モデル開発チーム長はこの日、「韓国経済の成長潜在力推定結果」報告書を使用して、生産関数アプローチ法などの多様な推定モデルを活用した結果、2015~2018年の潜在成長率を年平均3.0~3.2%と推定した。カン開発チーム長の推定によると、韓国の潜在成長率は2001~2005年は4.8~5.2%から継続的に落ちて、2015~2018年は3.0~3.2%にとどまるとみられる。

    潜在成長率は加用資源を最大限に活用して、物価上昇などの副作用を起こさずに達成できる最適成長率を意味する。カン開発チーム長は潜在成長率の低下の主な原因として、全要素生産性の寄与度が、2001~2005年の2.0%ポイントから2011~2014年は0.8%ポイントに大幅に低下した点を挙げた。

    全要素生産性寄与度は資本と労働の寄与度を除いた部分で、研究開発投資や限界企業の急増など、経済の諸般条件によって決定される。韓銀は技術進歩の鈍化とともに、相対的に生産性の低いサービス業中心の雇用増加などによる労働生産性の伸びの鈍化が影響を及ぼしたものと分析した。

    昨年の経済成長率が2%台にとどまると予想されるなか、民間経済研究所で潜在成長率を2%台と推定した研究結果を発表したことがあり、向後は3%台の見通しの適切性をめぐって研究者間で論争があると思われる。昨年、LG経済研究院は2015~2019年の潜在成長率は2.5%と推定されると明らかにしており、2016~2020年の潜在成長率は3.0%だと明らかにした韓国開発研究院(KDI)も、毎年この数値が0.1~0.15%ポイントずつ低下すると予想している。
  • 毎日経済_チョン・ウイヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-07 07:07:11