記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 総合

韓進重工業、自律協約を申請…フィリピンの造船所は従来通り運営

    • < 韓進重工業の金融機関の債務状況 >

    流動性危機にあった韓進(ハンジン)重工業は、城東(ソンドン)造船とSTX造船海洋に続き、自律協約(債権団共同管理)の隊列に合流する。

    6日、金融当局と造船業界によると、韓進重工業は8日に主債権銀行の産業銀行(サノブウネン)に自律協約を申請する予定だ。自律協約はワークアウト(企業改善作業)や法定管理(会社更生手続)よりも強度の低い構造調整の手段として、主債権銀行を中心に融資返済猶予や追加の資金支援などの措置が行われる。債権団が自律協約を受け入れる可能性は高く、韓進重工業は回生のための努力に焦点を当てることができると予想される。韓進重工業は2014年5月、産業銀行と財務構造の改善約定を締結して以来、有償増資と不動産などの資産売却で自助努力を重ねてきたが、営業損失の累積で資金確保に困難を経験していた。

    韓進重工業の金融機関における債務は昨年11月末時点で約1兆6000億ウォンで、産業銀行(5000億ウォン)とハナ銀行(2100億ウォン)などの第1金融圏の債務(1兆4000億ウォン)がほとんどだ。主債権銀行の産業銀行は、韓進重工業が自律協約を申請すれば債権団での議論を経て、早ければ今月中に契約を開始するかどうかを決定し、財務構造改善のためのデューデリジェンスなどに突入する予定だ。フィリピンのスービック造船所と釜山の影島造船所を運営している韓進重工業は、最近相次いで特殊目的船を受注しており一時的な流動性危機が解消されれば財務構造が改善されうるものと金融当局と産業銀行などは見ている。

    韓進重工業は2014年、韓国最大の軍艦である「第2独島艦」を受注したことに続き、先月には釜慶(プギョン)大学などの海洋関連の国立大学5校と実習船の建造契約を締結した。

    今回の自律協約の申請とは無関係に、フィリピンのスービック造船所の事業は従来通り運営されるものと予想される。

    韓進重工業は2013年以来、流動性確保のために相次いで保有資産を売却して、会社更生の意志を固めている。韓進重工業は昨年末、仁川市西区元倉洞(ウォンチャンドン)の土地を1389億ウォンで売却しており、これに先立って北港大橋の開発会社の株式などを売却したことがある。昨年6月にはソウル市の南営洞(ナミョンドン)社屋と釜山市中央洞(チュンアンドン)のR&Dセンターを1497億ウォンで売却した。
  • 毎日経済_パク・ヨンボム記者/チョン・ソグ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-06 18:07:57