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歩み寄る韓国とイラン…ネット規制のない韓国企業ベースキャンプできる

◆ 毎経イランフォーラム◆ 

  • イランの首都テヘランに、韓国企業どうしが情報を簡単に共有して、より便利に業務を行えるベースキャンプが用意される。また、イラン人が韓国を訪問する手順が容易になる。

    イラン駐在韓国大使館は23日、大使館内にビジネスセンターの役割を果たす「経済サランバン(広間)」を設けて運営を開始したと発表した。経済サランバンには制限なしにインターネットサイトにアクセス可能なコンピュータが提供され、企業が営業を行い情報を交換するスペースも用意される。

    イランの特性上、一部のサイトへのアクセスは遮断されているうえにインターネットの接続速度が遅く、これまでイランを訪問した韓国企業は大きな不便を感じてきた。特にテヘラン市内では交通渋滞が頻繁に起きて移動も制限されており、企業がちょっとした時間を過ごすだけの適当な場所がない状況だった。

    今回用意したサランバンを通じて、韓国の各企業はテヘラン市内でのビジネス活動の根拠地を得て、情報交換はもちろん相乗効果によって、新たなビジネスの機会創出も可能だと韓国政府は期待している。

    これとともに、最近韓国を訪問したがるイラン人が増えたことから、大使館はビザ発給書類の簡素化を推進し、ビザの発給に必要な期間を短縮した。現在、イラン人が韓国を訪問するためのビザを取得するために、提出するべき書類は12種類に達する。しかし、大使館はこれを大幅に縮小する案を検討している。

    キム・スンホ駐イラン大使は「どのようにすればイラン人の提出する書類を最小限に抑えることができるか、直接指示している」とし、「近いうちに提出書類を縮小し、韓国を訪問したいイラン人の不便を最小化する計画」だと説明した。

    また、ビザを申請しに大使館を訪問するイラン人の不便を最小化するために、ビザの申請時間を拡大し、発行にかかっていた期間も減らした。これまでビザの発給受付は午前9時から午後12時までだったが、最近では午後4時まで申請受付時間を増やした。

    キム大使は「少し前までは午前に大使館を訪問すると、ビザ発給申請のために大使館で並んで待つイラン人が多かったが、受付時間を増やしたのでこのような姿はなくなった」と語った。

    正式には、ビザの申請後から発行までにかかる期間は5日だとイラン人に告知されていた。しかし大使館は最近、内部的にビザ発給のプロセスを効率化して、発行期間を2日に縮小した。近いうちにホームページを通じて、今後は発行までに2日かかるという内容を告知する予定だ。

    キム大使は「ここでまず韓国を訪問するイラン人の手続きを簡素化する必要があり、韓国からイランを訪問する手順も簡素化できるだろう」とし、「このような措置が両国間の友好増進と経済協力の活性化に役立つこととなること期待している」と強調した。
  • 毎日経済_企画取材チーム | (C) mk.co.kr | 入力 2016-02-23 20:03:21