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崔信源SC会長がSKネットワークス社内取締役に…19年ぶりの経営復帰

    SK家の長兄、崔信源(チェ・シンウォン)SKC会長(写真)がグループの母体企業であるSKネットワークスの経営に復帰する。チェ会長が鮮京(ソンギョン/現・SKネットワークス)を離れたのは1997年で、19年ぶりの実家復帰だ。

    SKネットワークスは24日、22日に理事会を開いてチェ・シンウォン会長を社内取締役に選任する案件を通過させたと明らかにした。社内取締役選任は、来月18日の株主総会で確定される。

    SKネットワークスの関係者は、「チェ会長の社内取締役選任案件が株主総会で議決されると、経営に本格的に参加するようになるだろう」とし、「経営参加の方法、親会社とのシナジー創出の方案、SKネットワークスの事業の方向などの具体的な内容は、株主総会時に選任案件が議決されたなら明らかにする予定だ」と説明した。業界ではチェ会長がオーナー責任経営のために復帰しただけに、直接代表取締役を務める可能性が大きいと見ている。

    チェ・シンウォン会長の復帰は複数の解釈を生んでいる。 SKネットワークスは1953年4月、崔鍾建(チェ・ジョンゴン)創業者が鮮京織物会社という名前で設立した会社で、SKグループの母胎企業だ。 2001年、SKグローバル(現SKネットワークス)時代に1兆5587億ウォン規模の粉飾会計を犯し、2003年には英国系資産運用会社のソブリンと経営権争いを繰り広げるなど、グループ内で最も浮き沈みが多かった会社としてあげられる。最近はレンタカーなどのカーライフ事業や貿易・資源開発・ファッション事業などに事業多角化を行っているが、新成長動力を用意できないままに実績は減少し続ける状況だった。

    チェ会長は2000年、SKCから実質的に系列分離してグループから離れた後も、SKネットワークスへの関心だけは捨てなかった。父親のチェ・ジョンゴンSKグループ創業者の遺訓が込められた企業だと思っているからだ。財界の関係者は「チェ会長はこの数年間、SKネットワークの株式を着実に買収したこともSKネットワークスの企業価値を高め、オーナーが責任経営を行うという意志の表現だった」と説明した。

    • < 3年連続で減少したSKネットワークスの実績 >

    今回の復帰決定は、崔泰源(チェ・テウォン)SK会長とチェ・シンウォン会長のあいだの共鳴を介して行われたことが分かった。グループの関係者は、「SKネットワークスは長年にわたって強力に新成長動力を準備しようとしたが、改善の兆しが見えなかった」とし、「最近は所有していた免税店事業権まで失って、グループ最高位層の次元でより強力なドライブをかけなければならないという共感が形成された」と説明した。

    昨年、SKネットワークスは売上高2兆355億ウォンと営業利益193億ウォンを記録した。売上高は2013年の2兆5965億ウォンから2014年の2兆2408億ウォンに、営業利益は同期間240億ウォンから201億ウォンに継続して減少する傾向にある。

    財界では、今回のチェ・シンウォン会長の社内取締役への参加で、SKネットワークスのオーナー責任経営が強化されるだろうという見通しが出ている。今回の措置が一部で提起されているSKネットワークス系列分離のための前哨段階というよりも、チェ・シンウォン会長がチェ・テウォン会長と意気投合して、SKグループの競争力を強化させるための足場だとの意見に力が置かれている。

    一方、チェ・シンウォン会長の経営参加でSKネットワークスの事業構造調整は本格化するものと見られる。これに先立ち、文鐘勲(ムン・ジョンフン)SKネットワークス社長などのもと役員とチーム長級の職員150人あまりが去る20日、京畿道・龍仁(ヨンイン)のSKアカデミーで「強いSKネットワークス」を作るための討論を行った。この日の「カーライフサービス分野1位企業への飛躍」というテーマで、経営目標の達成方策、不確実な経営環境の先制的な対応策などについて議論した。

    ムン社長は「仕事と戦って勝つ、覇気のあるメンバーを育成するためのリーダーの役割と率先垂範が非常に重要だ」とし、「メンバーに夢を植えて、仕事を楽しめる環境づくりを通じて今年度の経営目標を達成し、堅実な会社を作っていこう」と強調した。
  • 毎日経済_ユン・ジノ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-02-24 22:11:08