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ロッテ、パキスタンのペプシコーラを買収する

  • ロッテグループがパキスタンのペプシコーラのボトリング生産企業を買収する。ロッテは2009年から地元の化学メーカーと製菓業者を相次いで買収するなど、パキスタン内の事業領域を拡大している。また、フィリピン、ミャンマーに続いて、アジア地域でペプシコーラのボトリング会社を再び買収し、飲料市場のグローバル領土拡大に乗り出した。 24日、ロッテグループと投資銀行(IB)業界によると、ロッテグループはパキスタン東部ラホール地域のペプシコーラのボトリング会社(Lahore PepsiCo)の株式51~52%を買収することにし、価格などの条件を終盤調整中だ。買収の諮問は会計事務所のデロイト・アンジン(Deloitte Anjin)と法務法人の広場が引き受けた。買収主体はロッテ七星になる可能性が高い。

    ロッテグループの関係者は「パキスタンの既存株主が残りの株式を持ち続け、パートナーシップを維持する予定」と伝えた。ロッテは、第2の商​​業都市ラホール地域を優先攻略した後、今後、パキスタン内の他の地域のペプシコーラボトリング会社を追加買収する案も検討していることが分かった。ロッテは2009年にパキスタンの石油化学会社を買収してロッテケミカルパキスタン法人を設立しながら初めて進出し、2010年には製菓業者であるコルソン社を買収し、製菓市場へも進出した。このように、ロッテがパキスタン攻略に積極的に乗り出したのには、辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長の意志が大きく作用した。ロッテグループの関係者は、「辛東彬会長は、人口の増加速度が速いうえに、若い層の割合が高いパキスタン市場を以前から注目してきた」と話した。

    パキスタンの人口は1億9000万人に達し、2030年には3億人を超えると予想される。特に14歳以下の青少年の割合が37%に達する「若い国家」というのが強みだ。また、ロッテが東南アジア地域でペプシコーラのボトリング会社を相次いで買収しているという点も注目に値する。

    ロッテは2010年9月、フィリピンのペプシ(PCPPI)の株式を34.4%買収し、2014年1月にはミャンマー現地企業と合弁法人であるロッテ-MGSビバレッジを設立して株式76.6%を確保している。これらの地域はすべて人口に占める若い層の割合が高いうえ、経済成長に伴う所得の増加によりコーラの消費量が増えるのが特徴だ。

    IB業界関係者は、「ロッテが慣れ親しまれた飲食製品の販売を通じてブランドの認知度を高めた後、ホテル、流通、映画館など『ロッテタウン』を地域に定着させるグローバル戦略を駆使している」と評価した。

    既に進出した製菓業者も成果を上げている。スナックやケーキ、ビスケットにパスタなどを生産する食品企業コルソン社は、2014年基準で売上高1200億ウォンを記録し、パキスタン現地のスナック市場シェア2位、パスタ市場1位を記録した。ロッテ関係者は「製菓業と飲料は、相乗効果が高いだけに、飲料業に進出すれば急速に市場に安着するだろう」と明らかにした。
  • 毎日経済 ソン・イルソン記者 / ハン・ウラム記者 / キム・ヘスン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-02-25 04:01:05