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韓国最古の大企業「斗山」、4世にグループ会長を承継

◆斗山、4世経営に突入◆ 

    • < 朴廷原会長 >

    朴容晩(パク・ヨンマン)斗山グループ会長が朴廷原(パク・チョンウォン)斗山持株部門会長(54)にグループ会長を電撃的にわたして、国内の主要な大企業の中で最初に4世経営の幕を開けた。

    パク・ヨンマン会長は2日に開かれた(株)斗山理事会で「グループ会長を承継する時がきた」とし、理事会の次期議長としてパク・チョンウォン会長を推薦した。

    斗山は今年創立120周年を迎えた、国内最古の大企業集団だ。創業が早いだけに、4世グループが首長に上がる時期も早い。

    パク・ヨンマン会長はこの日、「ずいぶん前からグループ会長の継承を考えてきたが、取締役の任期が終わる今年が適切だと判断した」とし、「このような考えで、これまで数年のあいだ業務をじわじわと移譲してきた」と述べた。

    パク・ヨンマン会長は、今後はグループの機械事業である斗山インフラコア会長として、会社の業績と財務構造を生かすために集中する。一方で、斗山の人材育成の強化などのために設立された(株)DLI会長に就任し、人材育成に乗り出す計画だ。

    2018年3月までが任期のため、商工会議所会長も維持する。しかし、今後はグループ全体を統率する作業は朴廷原(パク・チョンウォン)会長が務めることになる。斗山グループは朴斗秉(パク・トゥビョン)初代会長の遺志によって、兄弟間で順次経営権を継承してきた。パク初代会長の長男である朴容昆(パク・ヨンゴン)会長から始まり、朴容旿(パク・ヨンオ)、朴容晟(パク・ヨンソン)、パク・ヨンヒョン、パク・ヨンマン会長まで、順番に経営権が引き継がれた。

    斗山は慣例上、持株会社である(株)斗山理事会の議長がグループの会長を遂行してきた。このことからパク・チョンウォン会長は25日、(株)斗山の定期株主総会に続く理事会で議長選任の手続きを経た後、グループ会長として正式に就任する予定だ。

    パク・ヨンマン会長は最近、本人が経営の一線から退いてパク・チョンウォン会長に承継する問題について、よく知人に言及してきたと伝えられた。財界ではパク・ヨンマン会長の電撃的な勇退は、最近の斗山インフラコアや斗山重工業など、主力系列会社の財務危機に責任を負った措置ではないかという分析も出ている。

    これに対して斗山側は、「最近一部の系列会社の実績が振るわないのは確かだが、会長承継とは関連性はない」とし、「パク・ヨンマン会長が前から熟考した末に下した決定だ」と語った。

    パク・チョンウォン会長はパク・ヨンマン会長の長兄の長男である朴容昆(パク・ヨンゴン)グループ名誉会長の長男であり、斗山家4世のうち一番上の兄だ。

    パク・チョンウォン会長は1985年に社員として始めてから、30年をこえて斗山グループに身を置いた。 2007年に(株)斗山の副会長に上がったことに続き、2009年には斗山建設の会長を務めた。 2012年からは(株)斗山持株部門会長を兼任し、斗山の主要な買収・合併や意思決定に参与した。特に2014年の斗山の燃料電池事業と昨年の市内免税店事業への進出など、グループ内の大型の意思決定にかなりの役割を果たしたと伝えられた。
  • 毎日経済_キム・ジョンファン記者/チョン・ボムジュ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-03-03 00:41:11