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「フォルクスワーゲン事態」に笑う日本車メーカー

「手遅れになる前に乗り換え」…顧客、レクサス・インフィニティに集中 

    • < インフィニティ瑞草展示場で24日、顧客が自動車購入の相談を受けている。 >

    アウディ・フォルクスワーゲンの認証取り消し・販売禁止などの行政処分が予告された中で、消費者がレクサス・インフィニティなどの日本のプレミアムブランドを選好する現象が明確になっている。

    最近、記者が訪れたソウル市大峙(テチ)洞にあるL&Tレクサス(L&T LEXUS)江南展示場には、アウディの中型セダンA6に乗った顧客が集まった。この日、レクサスの中型セダンES300hの購入相談を受けていた顧客は、「妻が乗っていたアウディA6を処分して、レクサスを購入しようとしている」と話した。

    L&Tレクサス江南のディーラーキム・ヨンジョン代理は、「週末になると、30グループ程度が店を訪問するが、その中の70%が他社のディーゼル車を乗っていた人だ。その中でまた60%は、アウディA6を乗っていた方だ」と雰囲気を伝えた。

    キム代理の説明のように、日本のプレミアムブランドであるレクサスとインフィニティは、ディーゼルゲート以降に飛躍した。今年上半期のレクサスの販売量は4489台で、昨年同期(3651台)に比べて23%、インフィニティは1889台が売れ、前年同期(1362台)に比べて38%以上成長した。同期間のアウディの販売台数は、前年同期比で1501台減少したものと比較される。日本のプレミアムブランド車種の中で、特にハイブリッドの人気が上昇している。レクサスの中型ハイブリッドセダンES300hは、今年に2631台が販売され、前年同期(2208台)と比較して19%増加した。インフィニティの中型ハイブリッドセダン「Q50Sハイブリッド」は、昨年上半期は18台が販売されたが、今年上半期には262台が販売された。

    特に、最近1~2週間、日本のプレミアムブランドの勢いは急流に乗っている。環境部は12日、アウディ、フォルクスワーゲングループに計32車種、79モデルの認証取り消しの事前通知を送った。該当モデルの上半期の販売台数は、同期間のアウディ、フォルクスワーゲングループの売上高の約70%に相当する。アウディとフォルクスワーゲン側は25日から、これらのモデルについての販売を中止すると発表した状態だ。

    21日に訪れたインフィニティ瑞草(ソチョ)展示場のディーラーシム・サンフン代理は、「元々アウディを契約していた人が契約解除をして、私たちの店に入って来るケースが増えている」とし、「アウディを好んでいた人の多くが、今やアウディの代わりにBMWとインフィニティを同じ線上に置いて比較する」と伝えた。価格面でも、日本のプレミアムブランドはアウディに比べて優位にある。エントリークラスでみた時、アウディA6 35 TDIは6320万ウォンであるのに対し、インフィニティQ50Sハイブリッドは5690万ウォン、レクサスES300hは5240万ウォンだ。

    中古車業界によると、出荷されてから1年前後である2015年式のA635 TDIの減価率は27%水準で処分した後、1000万~1500万ウォンを加えれば、レクサス・インフィニティと同クラスのハイブリッドセダンの新車の購入が可能だ。

    日本のプレミアムブランドに向かう消費者が増えながら、両ブランド間の競争も本格化する様相だ。インフィニティは今月16日から、Q50SハイブリッドとレクサスES300hの比較試乗を進行中だ。

    シム代理は「Q50Sハイブリッドはパフォーマンスを見せる車両で、レクサスES300hは静粛で走行力が無難だという長所がある」とし、「年齢を重ねた女性の方には、レクサスに惹かれるようで、30~40代の男性の方にはインフィニティに対する選好が大きいと思われる」と伝えた。

    • < 販売が減少したアウディ、増加したレクサス・インフィニティ >

  • 毎日経済 パク・チャンヨン記者 / 写真=キム・ジェフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-07-24 17:59:08