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「レザーバッグはもういらない」…軽くて安いファブリック素材が大勢

    「高級ブランドバッグ」の象徴は質の良い革だった。どれだけ良い革を上手く加工したかが、直接バッグの品質を決定する尺度だった。しかし、最近になって変化が見られるようになった。丈夫で高級だが、重さのある革から抜け出し、軽い生地素材を活用したバッグが人気を集めているのだ。レザーバッグよりもはるかに安い価格も、不況の中で消費者にアピールする要因と分析される。

    今年上半期の最高の興行作であるドラマ『太陽の末裔』と『また、オ・ヘヨン』で女性主人公たちは、同じバッグを背負って出てきた。それは国内ファッション会社であるジェイエスチナ(J.ESTINA)の「SAVYY HELIO エコショルダーバック」だ。

    高級ブランドのレザーバッグ一色のヒロインファッションで実用的でありながら軽量感のあるこのバッグは、かえって目立った。特に、ジェイエスチナのハンドバッグモデルであるコ・ジュニが、画報で撮影したグレーカラーは、在庫切れになるほどの人気だ。布素材で全体を製作し、革の中で軽いラム革でトリミングを処理した。ショルダーバッグとしても、バックパックとしても活用が可能で、実用性が良いことも人気に一役買った。価格帯も20万ウォン前半台で、革素材のバッグに比べて安価な方だ。

    人気裡に放映中のドラマ『ドクターズ』で女優パク・シネが持って出て「完売」行列を続けるブルーノマリ(BRUNOMAGLI)の「ローザ(ROSA)」も、レザーバッグではなく、布を基にしたショッパーバッグだ。キャンバス生地と革がコンビネーションされ、バックのサイズが大きいにもかかわらず軽い。価格帯は20万ウォン台前半で、1カ月で1000個が売れるほど人気が​​高い。

    輸入高級ブランドも同様だ。日本のISSEY MIYAKE の「BAO BAOバッグ」は、ファブリック生地の上にキラキラと輝くプリズムカラーの「ミラー」素材を着せ、軽いのはもちろんバッグの形状を自由に変形させられて人気だ。

    素材を考えると、100万ウォン前後する価格が安くはないという評価もあるが、一部の製品は入手困難なほどよく売れている。何百万ウォン台のマスタングで国内で認知度が高いAcne Studiosもやはり、夏を狙ってブランド初のキャンバスバッグを5月に発売したが、相変わらず高い価格に比べて反応が悪くないという評価だ。ブリーフケーススタイルで上部のデザイン部分にレザーディテールを着せた「テント(Tent)」(119万ウォン)と、円筒形バックパックである「トラッシュ(Trash)」(149万ウォン)は、安くない価格にもかかわらず、優れた実用性と夏を自然に連想させる涼しさのある仕立てが印象的なキャンバススタイルで人気を得ている。

    業界関係者は、「数百、数千万ウォン台の高級ブランドのレザーバッグを好む層は相変わらずいるが、軽くて価格も手頃な実用的なデイリーバッグに対する需要は、若年層を中心に増加傾向にある」と説明した。
  • 毎日経済 パク・インヘ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-07-28 17:08:37