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海外では実用性、韓国は車の大きさやデザイン…異なる自動車市場
海外で人気の国産車「3人組み」…トラックス、アクセント、プライド
- 国内市場では存在感がほとんどない韓国GMのトラックス（Trax）、ヒュンダイ自動車のアクセント（Accent）、キア自動車のプライド（Pride）が輸出ではそれぞれ1、2、4位を占めることがわかり、グローバル市場とは異なる、韓国の自動車市場ならではの特異性が注目されている。
< 海外でもっと人気の国産車 >
これらの車種が善戦している海外では実用性がより注目される一方で、韓国の消費者は車の大きさやデザインに惹かれるものと分析される。
最近、韓国自動車産業協会（KAMA／Korea Automobile Manufacturers Association）が発表した統計によると、7月までの輸出1位は韓国GMのトラックスで14万3971台が売れた。その後に続く2位と4位はヒュンダイ自動車のアクセントとキア自動車のプライドで、それぞれ13万4445台と11万9105台が販売された。一方、この3モデルの国内市場の実績は輸出と比較してはるかに低く、トラックスが6029台でアクセントが8844台、プライドは2484台だ。これらを総合しても2万台にもならず、国内市場10位のサンヨン自動車製チボリ（Tivoli）にも満たない実績だ。
このような温度差は、消費者が車を購入する際に重要な要件が、国内では主にデザインやサイズであることに対し、海外では実用性であるためと分析される。
韓国GMが米国にビュイック・アンコールとシボレー・トラックスという2つの名前で輸出しているトラックスは、上半期にアンコールが3万6421台とトラックスは2万9135台が売れ、総6万5556台で小型スポーツ多目的車（SUV）市場で第1位を占めた。トラックスは競合モデルに比べて最大出力が14~45馬力、最大トルクが2.2~10.4㎏／m優位にあり、競合車種であるジープブランドのレネゲード（Renegade）、ホンダのHR-Vなどよりも性能と実用性で米国市場の消費者から評点を得ていることがわかった。
一方、国内では優れたデザインで脚光を浴びるサンヨン自動車製チボリが、小型SUV市場では絶対的な1位を数ヶ月めで維持している。
ヒュンダイ製アクセントとキア製プライドは、国内ではあまり売れない小型車セグメントに対応するという理由で苦戦を強いられている。国内市場での小型車販売台数は継続的に落ち続けており、昨年は20万8971台で中型車の販売台数（21万2664台）よりも低かった。一方、欧州市場での小型車を意味するBセグメントは常に一番売れるクラス、あるいはそのすぐ次に位置している。
韓国で大きく萎縮しているこれらの車種の販売台数は、海外ではむしろ増えている。米国でのアクセントの7月の販売台数は7046台で、昨年同期（4276台）と比較して65％も増え、プライド（米国現地販売名はリオ）も先月は米国で3331台が売れ、前年同月との対比で49.6％の高い販売伸び率を記録した。
国内完成車メーカーは海外の小型車市場を攻略するために、現地戦略モデルを開発することもある。ヒュンダイ自動車はブラジル市場で2012年9月からHB20を生産・販売しており、2013年にはSUVの特徴を加味したHB20XとセダンのHB20Sをそれぞれ発売して、現地市場の攻略に拍車をかけてきた。 HBシリーズは販売開始以来、先月までに累積で64万700台が売れた。
ソラリス（Solaris）はヒュンダイ自動車がロシアの自動車市場を攻略するために開発した小型車で、今年の上半期に4万5930台が販売され、該当の市場で最多販売車種として登板した。これはロシア国民車のグランタ（4万3967台）も抜いたもので、今年の年間ベストセラーカーへの登板も可能に見える。
キア自動車のプライド（現地名リオ）も上半期には3位に上がって、ソラリスとともにヒュンダイ・キア自動車のロシア実績を牽引している。今年、ソルラリスがロシア市場で月間1位を占めていた2月と3月そして6月にはプライドも2位を占め、同伴で1・2位を記録した。
一方、国内での設計と商品性をもとに熱風を起こしているルノーサムスンの中型車SM6は、ヨーロッパ現地では今年に入って月平均2200台が売れていることが分かった。これはサンヨン製チボリもまた同様に、ヨーロッパでは販売網がまだ構築されていないなどの理由が加わって、月平均の販売台数は1000台未満で、小型SUV市場で最下位を記録している。 - 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-08-16 19:32:13
