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「ミラーレス自動車」が道路上に登場…来年から走行可能

    早ければ来年から、サイドミラーの代わりにカメラとモニターのみを搭載した「ミラーレス自動車」が道路上に登場する。

    国土交通部は7日、このような内容を骨子とする「自動車及び自動車部品の性能と基準に関する規則」の一部改正案を立法予告すると明らかにした。

    改正案によると、サイドミラーの代わりに「間接的な視界装置」である「カメラモニターシステム(CMS)」の搭載が許可される。このシステムはカメラとモニターを結合し、自動車の前面・背面・側面の範囲の視界を確保する装置で、いま商用化されているリアカメラと機能が似ている。現在はカメラモニターシステムを補助装置として活用するようになっているが、完全にサイドミラーを代替できるようにするというのが改正案の骨子だ。

    すでに国際基準はサイドミラーの設置義務を緩和する雰囲気だ。国連の自動車基準世界フォーラム(WP29)は昨年11月、カメラとモニターがミラー水準の映像を提供するならば、サイドミラーの設置義務をなくすように自動車の安全性国際基準を改正し、今年6月から施行に入った。韓国もこれに合わせて4月、規制改革の現場点検会議でサイドミラーのない自動車を運行できるようにする規制改革案を発表した。

    業界はカメラがサイドミラーを置き換えると、車線変更や方向転換にともなう衝突事故のリスクを減らすことができると期待している。また側面の鏡が無くなることで空気抵抗が減り、燃費を5~10%削減することができると見ている。

    ただし雨が降ると画面がぼやける現象や、機能障害の可能性などは解決すべき課題だ。カギは国内メーカーの技術開発だ。現在、国内メーカーの技術水準はまだ始まったばかりの段階だ。

    業界関係者は「すでに先進国は商用化しなかったがシステム自体の開発は完了した状態」だとし、「国内完成車メーカーも、先進国との競争で遅れをとらないためには関連技術の開発を急ぐべきだ」と語った。
  • 毎日経済_チョン・ジョンホン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-11-07 21:59:59