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「鶏卵高騰」の恥ずかしい秘密…売り惜しみや談合の可能性を調査
- △写真＝22日午前、鳥インフルエンザ（AI）の拡散による鶏卵の販売数量制限措置が一部の大型マートで始まった中で、ソウル市内の大型スーパーで市民が鶏卵を選んでいる。 [イ・スンファン記者]
高病原性鳥インフルエンザ（AI）の影響で、市中で鶏卵不足現象が起きて価格が急騰している。
問題は価格の上昇幅があまりにも急だという点だ。このことから、価格高騰の背景に鶏卵流通の大手である収集販売業者の「売り惜しみ」行為があった可能性があると見て、政府が調査に乗り出す。農林畜産食品部の関係者は22日、「中間業者が需給調整を行って、一日二日遅れて鶏卵を出荷して価格の急騰に影響を及ぼした可能性が高く、実態の把握に乗り出して公正取引委員会に協力を求めた」と明らかにした。これと関連し、公取委は鶏卵買い占め行為と関連して、一部の業者あるいは業者団体が組織的に談合したり市場支配的地位を乱用して価格を上げたかどうかなどを調べる予定だ。
この日、公正取引委員会の関係者は「販売店の売り惜しみ行為そのものは公正取引委員会の所管ではないが、企業間の談合や市場支配力を乱用して価格を引き上げるなど、市場の競争を阻害する行為は公正取引法で規律する処罰対象」だとし、「現況の把握が行われた後に、法違反の素地がある場合は調査に着手する案を検討している」と明らかにした。
AIの発生後、鶏卵の価格は急騰している。産卵鶏5羽のうち1羽が殺処分された余波だ。韓国農水産食品流通公社（aT）によると、21日に取引された鶏卵の平均価格は30個入りが6866ウォンで、農家でAI感染が初めて現れた先月17日（5340ウォン）よりも28.5％ほど上昇した。特にAI発生地域の鶏卵の出荷が27日まで制限されて、供給はさらに減少することから、価格の上昇は続く可能性が高い。養鶏協会によると鶏卵の供給量はAIの発生前の一日4200万個から、最近では3000万個レベルに落ちた。
わが国の一日の鶏卵需給量は4000万個水準と把握されている。 200万個ほど供給が超過した状況だったが、1000万個ほど供給が不足している状態に変わったのだ。
政府が調査に乗り出した背景には、減少した供給に比べて価格があまりにも急激に上がっており、中間業者の介入可能性があると見ている。鶏卵の流通は、農場から鶏卵を買う収集販売業者が需給を調節することができる構造になっている。鶏卵の流通市場は産卵鶏農場で鶏卵を生産し、全国2400あまりの収集販売業者が仕入れて大型店やデパート、在来市場や飲食店などに供給する。国内で生産される鶏卵のうち65％は収集販売業者を経て流通している。 35％は地域農協と養鶏協会や生産者団体などが運営する、全国50以上の鶏卵流通センター（GP）を通じて供給される。
問題は収集販売業者と農家との「甲乙関係」ははっきりしており、ある程度価格を調整できるという点だ。産卵鶏農場は毎日生産される鶏卵を倉庫に積んで置くことがはきないため、収集販売業者が提示する価格で渡すしかない。収集販売業者は産卵鶏農場から仕入れた卵を倉庫に積み上げて、市場の状況に応じて、一日二日と放出量を調整しながら価格を決定できる力を持つことになるわけだ。業界の関係者は、「中間業者が鶏卵を一日だけでも出荷しなければ、価格は一箱（30個）につき50ウォン以上あげることができる状況であることから、正しく供給していないようだ」と説明した。 - 毎日経済_ソ・ドンチョル記者／ナ・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-22 20:12:46
