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サムスン電子やLG電子など、最大の業績に挑戦するIT「4銃士」

    情報技術(IT)企業の業績が大きく花咲いている。

    サムスン電子とSKハイニックスは半導体の業況好調に支えられ、史上最大の四半期業績に挑戦する。LG電子は高級家電の販売好調とスマートフォン部門の赤字縮小で、実績の反騰が期待される。 LGディスプレイもパネル価格の上昇にささえられ、過去最高の実績達成が確実視される。

    3月31日、金融情報提供企業のエフアンドガイドによると、サムスン電子の2017年第1四半期の営業利益コンセンサスは9兆2777億ウォンだ。サムスン電子が記録した四半期最大の営業利益10兆1600億ウォン(2013年第3四半期)とは9000億ウォンほどの差がある。

    しかし第1四半期の決算日が近づくほど、証券会社の予想実績数値が大きくなっている。史上最大の四半期実績も、じゅうぶん期待に値する雰囲気だ。メリッツ総合金融証券のキム・ソヌ研究員は最近「メモリ、LCD、OLEDなどの部品事業部の業況改善の速度は、当初の予想を上回っている」とし、「第1四半期の営業利益を10兆ウォンに展望する」と明らかにした。

    サムスン電子の業績好調は、史上類例のない半導体市場の好況の力が大きい。市場調査機関のDRAMエクスチェンジによるとDDR4メモリの半導体価格は、昨年6月の1.31ドルから2月末には2.75ドルで倍増となった。 NAND型フラッシュメモリも同じ期間に2.24ドルから3.25ドルに45%ほど急騰した。これに力を得て、サムスン電子の半導体部門は第1四半期の営業利益の半分に相当する、5兆ウォン台の営業利益を記録すると予想される。

    他の部門の業績も優れている。ディスプレイ部門はLCDパネルの価格上昇に支えられ、1兆ウォン台なかほどの営業利益を出すことが予想される。モバイル部門もギャラクシーS7の安定した販売に支えられ、2兆ウォン以上の成果を上げることが期待される。

    SKハイニックスも「半導体超好況」に支えられ、今年の第1四半期に史上初で、営業利益2兆ウォン台を突破すると予想される。 SKハイニックスの最大四半期の営業利益は、2014年第4四半期に記録した1兆6671億ウォンだ。業界関係者は、「IT機器の需要が増加して、機器のひとつひとつに入るメモリ容量が大きくなっている」とし、「3D NAND型フラッシュの本格量産が開始され、コンピュータ記憶装置の大勢となったソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の拡散、4次産業革命などによって半導体需要は今後も着実に増えるとみている」と語った。

    LG電子の第1四半期の予想営業利益は8000億ウォン台だ。昨年の第4四半期に352億ウォンの赤字を記録したことと比較すると大きな変化だ。この数値は2010年、スマートフォンの普及が本格的に始まって以来で最も良い四半期の業績でもある。 LGシグネチャブランド製品とOLEDテレビなど、高級家電製品の販売が着実に増えており、昨年は1兆2961億ウォンの赤字を記録したスマートフォン部門の赤字幅も大きく減ったためだ。証券業界の関係者は、「2009年第2四半期に記録した四半期最大の実績(1兆2438億ウォン)にはとどかないが、第1四半期ベースでは過去最大の実績が期待される」とし、「特に昨年MC(スマートフォン)事業部を再編した効果が現れている」と述べた。

    LGディスプレイも史上最大の実績行進に同参する。最近に出されたレポートは、LGディスプレイの第1四半期の営業利益が1兆ウォン台を記録すると予想する。 LGディスプレイの四半期最大の実績は昨年第4四半期に記録した9043億ウォンだが、これまでの実績を更新する可能性が大きい。 テレビの大型化などでディスプレイの需要が増えたことに対し、ディスプレイメーカー各社がラインの切り替えなどの理由で供給を減らし、需要が供給を上回る現象が起こったからだ。

    特に、日本と中国などの競合他社の激しい牽制に勝ってなしとげた実績だけに、よりいっそう意味は大きいという分析だ。業界関係者は「国内屈指のIT企業が今のように、同時に最高の実績を収めるのは前例のないことだ」と語った。

    サムスン電子とLG電子は7日、第1四半期の暫定業績を発表する。 LGディスプレイは4月26日に、SKハイニックスも4月25~27日に第1四半期の業績を開示すると伝えられた。
  • 毎日経済 キム・ドンウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-03-31 17:11:19