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「健康な甘み」人気…代用甘味料・砂糖不使用食品市場が拡大中

    健康やダイエットに対する考えさえ抜けば、老若男女問わず甘い味が嫌いな人は少ないだろう。辛さや塩辛さがどれだけ好きな人も甘みの消えた料理を食べればどこか虚しさに食欲が落ちるほかにないだろう。水あめや砂糖なしでコチュジャンだけを入れて作ったトッポッギ、「あまじょっぱい」魅力のひとつ甘い味を抜いたカルビ焼きを想像することが難しいという話だ。

    このように我々にとって奄美を感じさせてくれる代表調味料「砂糖」が霊牛されており視線を集める。一般消費者たちは最近3年間35%ほど砂糖消費を減らし、企業もまた「シュガーフリー(砂糖不使用)」製品を続々と披露し「脱砂糖」を宣言する傾向だ。

    一方で砂糖に代わり甘い味を出す代用甘味料市場は成長している。

    韓国農水産食品流通公社(aT)食品産業統計によると、グローバル市場調査機関リンクアズテックの調査基準で昨年国内の砂糖小売市場規模は1511億6000万ウォンと前年(1663億8400マンウォン)対比9.2%減少した。砂糖の消費がピークに達した2013年2309億7600万ウォンと比較すると34.6%減った数値だ。すでに3年連続マイナス成長の傾向だ。

    砂糖の空席に入るのは代用甘味料だ。リンクアズテックによると、昨年の代用甘味料市場規模は113億ウォンと昨年対比7.6%増加した。機能性甘味料市場規模は2014ん77億ウォン、2015年105億ウォンと着実に大きくなっている。一般砂糖市場から抜けた需要がそのまま移った水準ではないが、それなりの市場を構築しているという評価だ。

    糖吸収抑制効果のあるキシロース、砂糖対比カロリーが少ないアルロース(プシコース)などが脚光を浴びている。これまでキシリトールの原料程度に使われていたキシロースは腸に存在する砂糖分解を抑制し、体に吸収されることを減らしてくれる効果が注目され堂々と代用甘味料として浮上した。タガトースはカロリーが砂糖の3分の1水準であるが甘みが砂糖の92%に肉薄し代用甘味料の中で砂糖と一番似ている評価される。生産価格が高く、使用できずにいたが最近原料である乳糖の価格が下落したことで注目され始めた。あるロースもまた砂糖対比カロリーが5%以下ながらも似た水準の甘みを出し注目を集めている。CJ第一製糖が2011年「ペクソルキシロース砂糖」、「ペクソルタガトース」など機能性甘味料を発売し、今年3月にはあるロースを活用したオリゴ糖などを披露した。三養社は機能性糖ブランド「True sweet」を今年4月に発売し市場に進入した。液状糖「True sweetアルロース」やアルロースとオリゴ糖を混ぜた「True sweetアルロースオリゴ糖」の他に「True sweetキシロース砂糖」などを発売した。

    全体砂糖消費の90%以上を占める加工食品生産過程でも砂糖使用が徐々に減っている様子だ。「健康な甘み」を望む消費者が増えたことで、砂糖を減らしたり抜いた製品が続けて発売された。2014年から「糖減らしキャンペーン」を繰り広げている韓国ヤクルトは、発酵乳に入れる糖を3年間で総8072トン減らした。韓国人1人あたり年間砂糖消費量が26.3キロである点を勘案すれば約30万人の1年分の砂糖消費量を減らしたことになる。「ヤクルトライト」、「Aceライト」などが代表的な糖低減商品だ。砂糖の空席はキシリトールとシトラスエキスなど植物に由来する糖成分やハチミツなどの天然材料で埋める。

    毎日乳業は砂糖をまったく入れない穀物飲料「毎日豆乳99.89」、「アーモンドブリーズ」などを発売した。

    豆乳とキヌア、アーモンドなど香ばしさが特徴の穀物類の強みを最大限に生かし、砂糖がなくても美味しく楽しめるようにした。ウンジン食品は砂糖不使用・無着色コーラ風味の炭酸飲料「Victoria」を発売した。CJ第一製糖の健康専門ブランドであるハンプリでは砂糖を使わずすっきりとした高麗にんじん味を楽しむことができる「ハンプリレッド人参」を発売し、シュガーフリー熱風に合流した。廣東製薬とキョチョンチキンは共同研究を通じてハチミツを配合した低糖炭酸飲料「キョチョンはニースパークリング」を発売した。
  • 毎日経済ペク・サンギョン記者 / 写真=CJ第一製糖、毎日乳業、廣東製薬、キョチョンチキン | (C) mk.co.kr | 入力 2017-09-15 09:00:00