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チョン・ヒョンスク個展、伝統の螺鈿と白磁、クリスタルと出会う

螺鈿は現代作家たちも愛する素材 

    • < before and after >

    貝、サザエ、アワビの貝殻の真珠層から作る螺鈿は、現代の作家たちも愛する素材だ。伝統を象徴する媒介体であるだけでなく、それが放つ光が幽玄だからだ。見る角度によって、光の量に応じて、螺鈿は刻一刻と違う風景を醸し出している。

    人気作家のチョン・ヒョンスク(大眞大学教授)は、螺鈿を細かくカットし、小さな正方形の形でキャンバスに一つ一つを貼り付け、その四角の中にクリスタルを打ち込む作業で有名だ。蜂の巣のような小さな四角がキャンバスを彩る。しかし、その光は絢爛としているというよりはエレガントな上品さを持っている。

    作家は、キャンバスの上に白い朝鮮白磁を大きく、そして、その上に蝶が戯れる理想的な世界を描いている。その周りを螺鈿とクリスタルがぶつかって和音を出す。伝統と現代、東洋と西洋の出会いを求めている作家の展示は海外でも人気が熱い。彼女は30年以上にわたり、「ワンシリーズ」と「ビフォー・アンド・アフター(before and after)」シリーズを深く掘り下げている。

    これらの代表作、約20点を、ソウル仁寺洞の新生ギャラリーであるイルジョウォンギャラリー(ILJOWON GALLERY)で会うことができる。作家は最近、雪花秀の広告も一緒に作業した。展示は31日まで。
  • 毎日経済_イ・ヒャンフィ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-10-08 17:02:59