記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
カルチャー > カルチャー

百貨店を襲撃した日本プレミアムグルメ、「フォーミー族」を誘惑中

  • 消費低迷にもかかわらず、プレミアムブランドが豊富な百貨店の食品コーナーは売上高が輝かしい功績をあげている。多少高くても、自分のための消費には積極的な「フォーミー(For me)族」のために地域で限定生産され、価格にプレミアが付いた日本伝統酒をはじめとして、デザート天国日本から韓国の3大百貨店がすべて輸入したプレミアムデザートまで「私だけの小さな贅沢」を求める消費者たちのためのグルメを紹介する。

    ▶ 食品部門売上高1位!ロールケーキ「モンシュシュ」

    「ロールケーキ」ひとつで日本を騒がせたモンシュシュは在日韓国人の金美花氏が代表だ。2003年に大阪で初めて門を開けた後、日本の三越など日本内に25店、上海、香港、ドバイなど海外に5つの支店を出した。北海道の新鮮な牛乳で作った生クリームで作られたくどくない淡白な味のロールケーキで人気を集めている。新世界、現代百貨店に入店している。

    ▶ 冷やして食べるクリームパン、八天堂の人気

    午後になるとすべて売り切れてしまう「堂島ロール」でヒットを飛ばした現代百貨店が、80年伝統の日本のクリームパンブランド「八天堂」を持ち込んだ。冷やして食べるパンで、なめらかな食感と甘い香りが特徴。入店オファー、契約と通関、物量確保など協力会社と4ヶ月を超える交渉をした末、貿易センター店に八天堂の販売店が今年1月にオープンした。八天堂は1933年にオープンして以来3代に渡ってクリームパンだけを作ってきたブランドで、日本旅行に行けば「必ず一度は買って食べなければいけないパン」として知られている。日本からの当日配送で、食品医薬品安全処の精密検査を受けて販売される。代表商品であるカスタードクリームパン、生クリームクリームパンをはじめとして6種、各2800ウォン。百貨店3社がすべて取り入れて話題となっており、新世界百貨店ではポップアップストア形態で運営されている。

    ▶ 黒龍 石田屋

    200年の伝統を持つ匠の手作業を継承した黒龍酒造は毎年限定された量を生産し、徹底した品質管理のために黒龍が指定した流通網以外では購入出来ない。低温発酵させた後、3年間熟成させた黒龍石田屋は720ミリリットル55万ウォン。

    ▶ 上善如水
    ビジュアルからも分かるように、雪よりも白く澄んだ味が一品だ。ほのかな果物の香りで、酒に弱い女性にも好評されており、既存の酒市場に変革をもたらしたという評を受けている。720ミリリットル6万1800ウォン。

    ▶ 獺祭(ダッサイ) 二割三分
    最高の酒造米である「山田錦」の77%を飛ばし、米の目(心白)にもっとも近接して削った日本最高の精米率(23%)を誇る。米と麹だけを原料に作られた「純米」、精米率50%の「大吟醸」をあわせた「純米大吟醸」クラスはワインのグラン・クリュ級である最高級の酒を意味する。精白歩合が高いほどに純度が高まるが、獺祭は全商品が純米大吟醸クラスだ。獺祭二割三分は圧着ではなく、遠心分離機で味と香りをそのまま醸し出す最高級清酒として人気も不動の1位、毎年専門家たちが選ぶランキングでも常に3位圏に入る。720ミリリットル21万ウォン。

    ▶ 北海道から舞い降りたロイズチョコレート

    「コシのあるチョコレート」という評が口コミでそのまま伝えられた日本・北海道産チョコレートだ。ロイズは1983年に創立された日本のチョコレートブランドで、日本旅行「お土産リスト1位」。ポテトチップのしょっぱい味がチョコレートの濃い味を包んでくれるポテトチップチョコレートとマイルドカカオロイズチョコレートが人気だ。全世界のカカオ産地から良いものだけを選んで洋酒などの酒、北海道産生クリームと配合してなめらかさとコシのある食感を生かした生チョコレートだ。生チョコレート(シャンパン、抹茶、ホワイト、マイルドカカオ、オーレ)1万8000ウォン(20個)、ポテトチップチョコレート(オリジナル、フロマージュブラン)1万9000ウォン(190g)。新世界百貨店に入店している。

    ▶ 芸術となった天才シェフのケーキ、モンサンクレール韓国上陸

    23歳最年少で日本および各種世界大会にて優勝した「天才シェフ」辻口博啓氏が開店したフランス風ケーキ専門店「モンサンクレール(Mont St. Clair)」が韓国に上陸した。昨年11月にバンヤンツリークラブアンドスパ ソウル内へのオープンのニュースは辻口氏の「海外初進出」として日本現地でも話題を集め、ホテル訪問客から人気を集めた。バンヤンツリークラブ内のヨーロピアンレストラン「フェスタビストロアンドバー」では六角形模様の「セラヴィ(C’est la vie)」、南フランスの小さな丘であるモンサンクレールを形象化した「モンサンクレール 」、白いアルプス山脈模様の「モンブラン」など芸術作品のような15種類の代表メニューをコーヒーと共に無制限で楽しむことが出来るデザートビュッフェ「セラヴィ」を運営中だ。毎週月曜日から金曜日午後3時から5時まで運営され、価格は1人当たり2万7000ウォン(税金含む)。

    ▶ クロワッサンたい焼き
    平凡なクロワッサンに飽きたならば、全24層に丁寧に重ねた生地に、甘い餡を入れた日本のクロワッサンブランド「クロワッサンたい焼き」を推薦する。独自の開発、特殊制作したたい焼きの機械で瞬時に焼き上げたクロワッサンたい焼きは表面はサクっと、中はやわらかい。

    Tip 酒ソムリエが薦める「年齢別の酒」
    日本酒サービス研究会(SSI)が認める「酒ソムリエ」日本酒コリアのキム・ボンギュ本部長は「選択幅が狭い国内酒類に比べて日本は、江戸時代から数多くの地域の醸造所にて最高級の米と名水で作られた個性があり素晴らしい酒があちこちに隠れている」とし、「醸造所だけの様々なストーリーを知って飲んでこそ、より深い味と香りを楽しむことが出来る」と話す。私たちが一般的に「酒」と呼ぶ日本式の「清酒」は日本では酒ではなく「日本酒」と呼ばれる。大規模工場ではなく、古い歴史を持つ日本伝統酒造会社から小規模で生産され、各地方の特色を生かして限定量が製造される。

    20~30代にはスパークリング清酒、松竹梅白壁蔵「澪(みお)」はアルコール度数5度で負担なく楽しむことが出来る。甘みと酸味がなすバランスが若い世代にぴったりだ。

    40代は久保田千寿、「日本酒をはじめるときには久保田と八海山ではじめよ」という言葉があるほどに有名だ。料理との相性が良く、刺身や油ものの料理にも合う。40代の会社員たちの会食の場でも似合う。

    50代は久保田万寿。170年の伝統ブランド久保田は限定商品と呼ばれるプレミアムで50代が楽しむのに最適だ。度数15度のすっきりと飽きない味で、限定生産・限定販売のおかげで価格もプレミアムが付くことがある。1.8リットル33万ウォン、720ミリリットル16万6000ウォン。
  • 毎日経済_文パク・チャンウン記者/資料提供=日本酒コリア、現代百貨店、新世界百貨店 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-04-01 10:32:30