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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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芸術、日常の中に溶け込む

www.arteweek.kr 

    • < 昨年の「世界文化芸術教育週間」のあるイベントの様子 >



    5月最後の週、芸術の香りに全世界が酔いしれる。

    今月26日から30日はユネスコが宣言した「世界文化芸術教育週間」だ。2011年にユネスコは韓国政府が主導する「ソウルアジェンダ:芸術教育発展目標」を満場一致で採択し、毎年5月第4週を「世界文化芸術教育週間」に宣言した。良質の文化芸術教育が各国の教育現場にて根付くようにしようという趣旨だ。

    全世界はこの日、芸術と市民の距離を狭める多様なイベントを繰り広げる。

    文化体育観光部と韓国文化芸術教育振興院は釜山にて多様な体験型プログラムを披露する。

    文化体育観光部は21日、「文化芸術インフラストラクチャーが集中する首都圏を抜け出して、全国各地に芸術教育を拡大するために開幕式などすべてのイベントを釜山で開催する」と明かした。

    スローガンは「心、花道を開く」だ。芸術家と市民が共に楽しむ文化芸術教育体験プログラム、地域自生的文化芸術教育生態系をつくるための青年人材養成プログラム、文化芸術教育政策が進むべき道について専門家たちのフォーラムおよびシンポジウムなどだが準備されている。大部分のイベントが日常的な空間にて開かれる点が興味深い。開幕式が開かれる釜山中央洞の「ビヨンドガレッジ(Beyond Garage)」は製紙倉庫であり、ワークショップ「芸術家と花いたずら」が開かれる場所は東光洞の印刷通りだ。閉幕式はヨット競技会場の計測室で行われる。テーマまたは生活密着型だ。書洞美路市場では市場の承認たちの話と小物を芸術的な側面からスポットを当てた展示会「海の芸術船」が開かれる。

    今年は「文化芸術教育支援法」制定10周年であるため、より意味深い。草創期には芸術大学中心でおこなわれていた芸術教育は今では軍隊、福祉会館、学校など社会のあちこちで行われている。芸術教育支援事業の主催である韓国文化芸術教育振興院の予算は10年で80億ウォンから1180億ウォンまで大幅に拡張された。

    韓国文化芸術教育振興院のチュ・ソンヘ院長は、「日常と芸術の距離を狭めるきっかけとなればと思う。芸術教育は日常に新鮮さを吹き入れ、人生の質を高める効果がある」と話した。詳細なイベントは公式ホームページ(www.arteweek.kr)を参照に。
  • 毎日経済_イ・ソニ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-05-22 04:01:07