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連休に100万人が海外旅行…今年の旅行収支、赤字を予告
- 最長で10日に達した秋夕（チュソク）連休により仁川国際空港が連日大変な混雑を見せた。連休中に合計100万人が海外旅行に行ってきたものと推定されており、仁川空港の1日あたり過去最多出国・入国記録を更新した。
< 秋夕連休がピークに達した8日午前、仁川空港の入国ゲートが海外旅行を終えた旅行客で賑わっている。この日、仁川空港を通じて国内に戻った人数だけで2001年の開港以来、最大規模の11万6000人に達すると仁川空港公社が明らかにした。 [イ・スンファン記者] >
一方、中国政府のサード（THAAD）報復の禁韓令により国慶節（1~8日）連休にも中国人観光客の訪韓は少なく、今年の韓国旅行収支が過去最悪の17兆ウォンの赤字を記録するとの見通しが現実化している。
8日、仁川空港公社によると秋夕連休が始まった先月29日から今月9日までに計204万1598人（国際線基準・1日平均約18万5000人）が入国・出国すると暫定集計された。
104万3666人が海外へ出て行き、これより4万5700人余りが少ない99万7932人が入国した。これは昨年の秋夕連休期間（9月13~18日）の入国・出国者95万3445人の2倍を上回る。
特に仁川空港からは連休前半である10月1日に合計11万6111人が出国して、1日あたりの過去最高記録を更新した。
歴代最多の1日出国「トップ5」のうち3位を除く1・2・4・5位の記録を、今回の連休で全て塗り替えた。短期の旅行者が帰国したことにより入国者の数も6・7・8日、それぞれ11万人と歴代1・2・3位の記録を更新した。
一方、韓国観光公社は今年に入って8月までに韓国人1,739万人が海外旅行や出張に行き、同じ期間の外国人訪韓客数886万人の2倍を記録したと発表した。これにより、今年の旅行収支の赤字規模は直前の最大値であった2007年の12兆ウォンをはるかに超える17兆ウォンに達すると予想され、米国発の金融危機直前を連想させている。
観光公社によると夏の休暇シーズンの8月の1カ月間、韓国を訪問した中国人観光客は33万9388人と、昨年の同じ期間の87万人に比べて61.2％減少した。今年1~8月の累積中国人観光客の数は287万3566人で、前年同期比48.8％減少した。日本や米国などを含めた全体の外国人訪韓客数も前年同期比23％減少して不振を免れなかった。中国の建国節と中秋節でつながる国慶節連休は、昨年までソウル市明洞や済州島はもちろん免税店などが中国人でにぎわう年中最大の書き入れ時に選ばれた。しかし今年は観光公社が国慶節の中国人訪韓客予想も出さないほどに寂しい雰囲気を見せ続けた。去る3月から8カ月にわたり続く中国政府の韓国団体観光禁止令により中国人観光客特需自体が消えたと見ているからだ。
韓国観光公社のハン・ファジュン中国チーム長は「連休直前と同様の1日平均1万2000人程度が国慶節連休中に韓国を訪れたものと見られる」と話した。これは1日平均中国人3万人が訪問した昨年の国慶節に比べ3分の1の水準に過ぎないものだ。
一方、海外旅行に出る韓国人は着実に増加し、今年の旅行収支の赤字幅は過去最大の150億ドル（約17兆ウォン）に達すると観光公社は見込んでいる。60億ドルだった昨年の旅行収支の赤字額はもちろん、MERS（マーズ）事態により外国人の足が急に遠のいた2015年（64億ドルの赤字）に比べても大きく低迷した水準だ。 - 毎日経済 仁川 チ・ホング記者 / 写真＝ヨン・ギュウク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-10-08 17:53:10
