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韓国映画の興行キーワードは史劇…下半期の封切り作は?

鳴梁、海賊、群盗、逆鱗、王の男、光海、観相に続き侠女、思悼まで 

    今年封切りした大作史劇4本が全て損益分岐点を超えた。最近「鳴梁(めいりょう)」を韓国映画初の1700万人を突破し、「海賊(海へ行った山賊)」は800万人を目前としている。去る7月に封切りした「群盗(ぐんとう)」と4月に封切りした「逆鱗(げきりん)」は損益分岐点を突破した。4本全て総製作費150億ウォン前後のブロックバスターで損益分岐点は約400万~500万人に達する。1年で封切された大作全てが損益分岐点を超えたのは異例的だ。

    史劇が常勝疾走して沈滞していた韓国映画市場がよみがえっている。今年の上半期(6月30日まで)観客占有率は、韓国映画43.0%、米国映画51.5%だった。しかし、今年の夏に公開された史劇3本のおかげで9日現在、韓国映画は51.9%で米国映画(43.5%)を超えた。

    わずか4年前までは史劇はお金がたくさんかかり、興業の可能性は低く、製作者が忌避するジャンルだった。2005年に1230人を動員した「王の男」を除いては興業作はなかった。しかし、2012年「光海(グァンヘ:王になった男)」に続き、翌年「観相」が相次いで炸裂し、気流が変わった。

    史劇熱布は韓国映画が100億ウォン単位の製作費を調達できるほどの規模と技術力が1段階アップグレードされたものと解釈する。過去の史劇は、セットは粗悪でCG(コンピューターグラフィック)は粗雑だった。しかし、最近の史劇は「ブロックバスター」の威容にふさわしい完成度を誇る。

    下半期にはチョンㆍドヨン、イㆍビョンホンが出演した武侠アクション史劇「侠女:刀の記憶」が封切りし、ソン・ガンホが主演を演じた心理スリラー形式の史劇「思悼(サド)」は、現在撮影中だ。チョン・チャンイル評論家は「史劇は武術、スリラーなど多様なジャンルと結合した作品が生き残ること」と予想した。
  • 毎日経済_イ・ソンヒ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-09-09 18:23:27