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セウォル号惨事、スターも心は一つ...けなすよりも応援を

    最近封切りした映画の監督が電話をかけてきた。「インタビュー記事を見た」として、慎重に「掲載された写真を交換してほしい」という要請をした。

    セウォル号旅客船沈没惨事と関連して、時局が時局だから自分の笑顔の表情が気になるということだった。

    彼の考えは理解できる。以下のような答えだった。「セウォル号惨事で全国民が哀悼雰囲気で、映画の観客は減るしかない。長い時間がかかった映画だが、考慮しなければならないようだ」と言って、彼は自分の映画よりも「珍島の現場がとても残念だ。家族らの傷は大きいだろう」と強調した。「興行が当たるかどうかは関係ない」という言葉だけが記憶に残る。

    ある放送人はメシの種が途絶えた状況だ。いくつかの芸能番組でやっと暮らす人物なので、放送がないから収入もない。しかし彼は「大丈夫だ。当然のことだ」と言う。続けて、「困難な状況だが、一人でも生きて帰ってきてほしい」と願った。別の「イベント」で活躍しているこの放送人をはじめ、多くの国民は残念ながら希望のあるニュースを聞けないままだ。

    肯定的で希望的なニュースよりも悲劇的で残念な消息が続いているためか、ネチズンたちはセウォル号の関連記事に向けてはもちろん、芸能人たちに向けても露骨な言葉を投げかける。怨むような非難も多い。

    芸能人たちが正しいことを言ってもそうだし、救援金を出したり、ボランティア活動に参加しても同じだ。義援金を出せば「直接行って体で助けないと、下世話に金で済ます」とし、ボランティア活動をしに行くと言えば、現場で「救助活動に乗り出して、妨害するな」とする。「行方不明者と遺族に被害を与えるな」という意見だ。

    一部は正しいが、一部は間違っている。

    韓国救助連合会会長である俳優のチョン・ドンナムは、救助活動で重要な役割を果たしている。軍と海洋警察からの要求はなかったが、事故の知らせを聞いて珍島に向かった。ソン・スンホンとオン・ジュワン、チョン・イルなどは寄付金を出した。ソン・ヘギョやカン・ドンウォンなどの所属するUAAは、現場で必要な毛布や洗面道具・タオルなどの救援物資を提供した。

    もちろん、沈黙が答になり得ることもある。

    とは言え、行動もまた別の答えだ。俳優や歌手などは製作発表会・ショーケース・コンサートなどをキャンセルすることで、全国民的な哀悼に参加している。映画やドラマ、アルバムなどの広報日程も先送りしたり取り消したりしている。自分の意でも他意でも、意味のある行動だ。

    いくら芸能人たちをまな板にのせることが好きな人々が多いとは言え、好意と意識的な行動をけなしてはいけない。この時を狙っての偽のインタビューや、SNSにくだらないメッセージを上げることを避けなければならない時だ。応援のメッセージがより多いことを望む。もちろん救助の消息が一つでも多く聞こえれば最高だろう。
  • 毎日経済スタートゥデイ、チン・ヒョンチョル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-04-21 13:38:49