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俳優チェ・ミンホとして「ゆっくりと歩んでいく俳優になりたい」

    映画『ケチュン御婆』に続き『二人の男』、そして公開を控える『相性』まで、ゆっくりとフィルモグラフィーを積み重ねているチェ・ミンホ。これまで彼が演技で見せたことが多くないため、これからをより期待するしかない彼だ。

    「演技を始めたのはとても早いほうです。頭角を現したわけでもなく、作品に参加した中でスコアが良くないものもありました。いくつかあったのですが、結果論的にいったい何が問題なのか、中間地点で考えたように思います。どの点が僕にとって短所に見えたのか、何が不足していたのかを考えるようになりました。そうしてみるとはっきりと自分の内側を見ることになりました。そうやって思ったことは僕自身を見せなければいけないのに、何度も一人で完璧で格好良く見せようとするイメージ的なものを追及しようとする人間だったと気づきました。それが良い悪いというよりも、そんな点は僕がうまくやることではないことに気づく時点が来たということです。しっかりできることをやらねばならないのに、飾られたイメージを作ろうするんじゃないかと、僕自身をもっと知り、その姿をもっとお見せしようとしました。そうしてみたら演技が楽になり、新しいことを表現できるようになったと思います」

    だから『二人の男』は彼にまた違う演技人生を始めるにあたり、大きな意味を持ったと言える。その一方で初主演という修飾語が彼には負担となっただろう。けれど今後俳優人生を生きながらより大きな目標を持つことになる。

    「スクリーン主演タイトルを得ましたが、機会を与えてくれた監督にも感謝し、一緒に呼吸したマ・ドンソク兄さんにも感謝しています。撮影しながらたくさん学び、撮影が終わっても学んだことがありました。やってみると本当に『そうそうたる売れている』先輩たちと呼吸したいというのが来年の目標です。欲を言えばすべてやってみたいです。千万俳優の先輩方全員とやりたいです。僕の欲はそうです。そう言えば本当にたくさん学ぶと思います。僕も知らない部分を知ることになるきっかけとなりました。今26歳で、27歳となりますが早く駆け抜ける俳優にはなりたくありません。ゆっくり良くなりながら周辺を感じたいです。芸能生活を早くから開始し、早く駆け抜けたという考えになりました。そうして逃したものがたくさんあったんです。そのためしっかりできなかったように思うんです。同じことを繰り返してはいけないので、ゆっくり行きたいです。僕の年齢に合ったキャラクターをたくさん演じたいというのが一番大きな考えです」

    今はまだ成長中の俳優として彼が自分の目標に置くロールモデルがきっと存在するのだろう。そんな意味から彼に自身のロールモデルとしている俳優がいるのか尋ねた。

    「ロールモデルは一人に決めてしまえば、完璧なことを追求する僕の性格によりそれに極度に偏り真似るように思います。何度も比較し、そちらのほうに傾いてもっとできることを出来なくさせることに気づきました。ですからロールモデルは決めてはいけないと考えました。自らそれを感じ、それでは駄目だと思ったんです。僕ができることも出ないようで、限定されない演技を表現したいんです」

    俳優、または歌手という修飾語が付くたびに自分が感じる責任感が違うのか尋ねた。舞台の上に立つときと、カメラの前でまた別の誰かになって演技するときに感じる気持ちは違うしかない。

    「舞台は時間が短いじゃないですか。音楽放送も3分以内で見せねばいけませんが、映画は感情の消耗をたくさんすると思います。現場で昼夜撮影すると差を感じることもありますが、そんな時に先輩に助けを求めます。疲れてはいけないと思います。歌手は練習室で疲れた姿を見せることもできます。けれど俳優はそんな疲れた姿がある瞬間確実にコンディションが落ちるんです。管理が重要だと思いました。先に付く就職の気分が違うことは違います。やはりSHINeeというチームがあるからメンバーと一緒にいる頼もしさがありますが、俳優チェ・ミンホはぐっと立たねばならず、しっかりせねばならないという考えになります。やはり一人でいればそんな考えが自然と沸くようです」

    徐々に俳優として頭角を見せている「俳優チェ・ミンホ」は今後大衆にどんな演技を見せたいのだろうか。

    「とても長くはありませんが、ゆっくりと歩む俳優になりたいです。20代の目標は多様なことをしようということです。究極的な目標のひとつは、肯定的なエネルギーを出す俳優になりたいというものです。観客が見たときに良いエネルギーが伝われば嬉しいです。今回の作品は幸福よりも悲しみ、痛みが収められていますが、その中から僕の情熱を見てくだされば嬉しいです。これからは僕の前向きなエネルギーを一緒に感じ、共感する俳優になりたいです」
  • MBNスター チェ・ユンナ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-07 05:05:57