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心配せずにはいられない、チョン・イングォンの「心配しないで君」盗作疑惑

    総体的難局と表現するしかないだろう。怒涛のような、ろうそく政局で曲1つで市民の怒りと感情をいたわってくれた彼が突然、造成された大統領選挙の局面では、特定の候補者への支持宣言により好き嫌いがはっきりと分かれるほど揺るがし、今は突然の盗作論議で国民的アーティストとしての真正性さえ疑われているのだ。

    ドラマ『応答せよ1988』から始まり、ろうそく政局に至るまで、この地の傷ついた魂を慰めたチョン・イングォンの歌『心配しないで君』が数日の間に突然、盗作論議に包まれ、全国民に衝撃を与えた。まだ真偽が正確に明らかになったわけではないが、これまで大韓民国の音楽の自尊心のように思われてきたチョン・イングォンとグループのドゥルグクファに対する失望感まで加えられ、事態は収拾がつかない状態に陥ってる。

    盗作論議に対するチョン・イングォンと彼に対する視線もまた明らかに対照的だ。当事者であるチョン・イングォンは「盗作かどうかが明らかになる前に人を見捨ててしまう雰囲気」と魔女狩りや世論裁判式の報道について寂しさを表わし、盗作に重点を置く側では全面的な支持を送ってくれた国民感情にまで傷を負わせた裏切り行為だと激怒した雰囲気だ。

    SNSでのチョン・イングォンの公式的な反応は、ドイツに行き、盗作原曲として挙げられた、ドイツの歌『Drink doch eine met』の主人公であるグループの「Black Fooss」に会わなくてはならないということと、「その曲を作った人の立場を十分に受け入れ、望み通りにする」という立場だ。リスニングによってはある程度盗作を認めているようなニュアンスなので、彼に対する批判が増えているようだ。

    しかし、いくつかのインタビューを通して明らかにしたチョン・イングォンの立場は「曲の雰囲気が似ていたりはするが、盗作は絶対してない」ということ。キム・ジャンフンやシン・デチョルのようなアーティストたちも「盗作と決めつけるのは無理がある」という反応だ。しかし、『心配しないで君』の盗作論議がふくらんだ直後に、ドゥルグクファの3集に収録された、彼のもう一つの曲である『私たち』にまで盗作疑惑提起が加わり、事態はさらに混乱に陥っている。
  • Citylife 第578号 STAR TAP / 写真=スタートゥデイDB | 入力 2017-05-14 09:07:01