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カンヌで拍手喝采…「悪女」キム・オクビン、アクションの魅力

    ホン・サンスとキム・ギドク、パク・チャヌクとポン・ジュノ。世界有数の映画祭のどこでも引けをとらない「国産」の監督たちだ。彼らが出たら映画祭はいつもざわつき競争部門のグランプリ候補に名前が挙がるのは常識だった。

    先月、開かれた第70回カンヌ映画祭も同じだった。今、全世界の映画市場で最もホットで注目されているポン・ジュノ監督の映画『オクジャ』とホン・サンス監督の『その後』は閉幕直前まで最も強力なパルム・ドール候補として激しく対立した。結果的に両作品とも受賞に失敗したが、「巨匠」のプライドだけは守ったと認められている。

    ところが2つの作品以外で、カンヌをざわつかせた映画がもう1作ある。競争部門に入りはしなかったが「ミッドナイトスクリーニング」で5分間拍手喝采を受けた映画『悪女』だ。女優キム・オクビンがワントップとして出演したアクション映画『悪女』は、カンヌフィルムマーケットを通じて、海外136カ国に先行販売され驚くべき成果を成し遂げた。このような熱い反応の背景には女優キム・オクピンの輝く活躍がある。

    韓国はもちろん、世界的にも女優ワントップのアクション映画が珍しいという理由もあるが、「言うまでない」キム・オクビンのアクションにカンヌを訪れた世界映画関係者が魅了されたという裏話だ。

    「殺人兵器として培われた最精鋭キラーのスクヒが彼女を取り巻く秘密と陰謀に気付き、復讐に出る」というありがちなストーリーだが、歴代最高の女性アクション映画隊列に挙げられるほど「名作」だという評価を受けている。男性ノワールに飽きた映画ファンたちなら必ず確認してみろという賛辞が次々と続き、現在ボックスオフィスを支配している。

    映画『キルビル』と『ルーシー』を見て、ユマ・サーマンとスカーレット・ヨハンソンに精神を奪われた歴史があるなら、これからはキム・オクビンに注目するべきだ。8年ぶりにカンヌに再び入城した女優のカムバックがこれだったら、映画を見て死んでも悔いが残らないはずだ。
  • Citylife 第583号 | 入力 2017-06-18 08:59:21