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【韓国でアンケート】「家事を労働と思わない」83.5%
トレンドモニター、全国の成人男女1000人を対象にアンケートを実施
- 新型コロナウイルスで家で過ごす時間が長くなるにつれ主婦たちが慰められたのは家事がどれだけ大変かを家族が知ることになったという事実だ。
お腹いっぱいにご飯を食べても時間が経てば空腹になり、ほこり1つなく拭いたり掃いたりしても、家のあちこちにほこりが積もったりするように、家事はきりがない。夫も子どもたちも家事労働がこんなに面倒で大変だということを知ったのだから、少しは幸いだと感じるだろう。しかし、主婦たちの喜びはここまでだ。
以前に比べて家事労働の価値を高く評価し家事を女性の占有物として考える傾向が弱まったものの、韓国社会は家事労働を女性の役目と考える傾向が依然として残っている。
市場調査企業エムブレイントレンドモニターの調査結果は、このような認識の断面を示している。
全国の成人男女1000人を対象にしたこの調査で、回答者のうち79.4%が「韓国社会は家事労働を女性がする仕事だと考える傾向がある」と答えた。
この調査で回答者の89.2%が「家事労働の価値に対する韓国社会の認識が変わらなければならない」と答えた。韓国社会は「家事労働を労働と見なさない」と答えた回答者も83.5%に達している。特に女性回答者は93.2%が「家事労働を労働と見なさない」ということに同意したが、これは家事労働を大したことでないと思う社会認識に対する不満がそれだけ強いという意味だろう。
82.8%が家事労働について「家族のためにする価値のある仕事」という意見に同意したが「家族が家事労働の価値を認める」という意見に同意した回答者は56.4%で半数をかろうじて超えるに過ぎない。
言葉では「大変そうだ」、「ご苦労さま」 と言いながらも「仕事を手伝ってくれ」と言うと返事をしないのが普通だという話だ。
「家事労働を負担に感じるか?」という質問に対する夫婦の反応には差が大きい。
夫のうち19.7%程度が「負担に感じる」と答えた反面、女性は50.9%が「負担に感じる」と吐露した。
家事労働を負担に感じる理由は何だろうか。
いくらうまくやっても仕事をしたということが目立たないという点が負担を感じさせる。
面倒なことを一生懸命やっても気づかないので、何をどれだけやったのか、どれだけ苦労したのか、やりたいこともできないまま家事をするためにどれだけ時間を費やしたのか、家族が分かってくれないから腹が立つという意味だ。
「何を、どれくらいやったんだ?僕が外でお金を稼ぐのにどれだけ苦労したか知ってるのか?」
こんなことを聞いたら「私が外に出てお金を稼いでくるから、あなたが家事をして!」と叫びたくなるだろう。 - Lim, Chul | 入力 2021-03-20 00:00:00