記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
ニュース > 社会

韓防疫当局「オミクロン緊急対策」を稼働

1月までに1万病床増やす 

  • コロナ19の新規確定者数が再び7千人台を超えたなかで、政府は1万5千人余りの一日確定者を受け入れることのできる病床と人材の拡充案を提示した。国立中央医療院をコロナ19専門病院に転換するなどの方式で、来年1月までに1万以上の病床を拡充し、このために1200人の医療人材を支援するという内容を骨子とする。 1万人のコロナ19の確認者が出続けても治療が可能なレベルに病床を拡充するとし、「必要な場合は1日1万5千人規模の確定者でも余裕のある対策をあらかじめ準備する」と語った。

    金富謙(キム・ブギョム)国務総理は「現在は1万5千あまりの中等症以上の病床を来年1月中旬までに1万人以上追加で確保し、計2万5千床に増やす」とし、「このために国立中央医療院、ソウル医療院、報勳病院など一部の公共病院を空にして、コロナ19専門病院に切り替える」と述べた。続いてキム国務総理は「集中治療の能力を強化するためいソウル大病院など、国立大学病院に300床以上の重症病床を追加で拡充する」とし、「拠点専門病院の追加指定を通じても、3千床の病床をさらに確保する予定」だと付け加えた。

    政府のこのような措置は去る8日、毎日経済新聞が集中医療専門家のコントロールタワーとして国立中央医療院の機能を復元しなければならないと提言したことが一部反映されたものだ。中央対策本部によると、重症・準重症の病床は1578床を追加し、計4087床を確保することにした。中等症の病床は5366床を増やして2万615床に拡大する。病院の構造変更などで3週間かかり、実際に拡充された病床が運営されるのは来年1月中旬になれば可能になる見通しだ。

    あるいはまた追加行政命令を通じて、全国の上級総合病院、国立大病院に病床622床(重症414床、準重症208床)を確保する。国立中央医療院とソウル医療院、報勳病院、産業災害病院などの公共病院の一部を空にして病床499床(重症9床、準重症490床)を確保し、特殊病床も追加拡充し、感染病専担療養病院は650床(中等症)、感染病専担精神病院は100床(中等症)を拡充することにした。

    防疫当局は追加の病床運営のために、約1200人の医療人員(医師104人、看護師1107人)も派遣することにした。自治体医療機関の増員と軍医官および公衆衛生医などの集中医療診療病院の配置なども同時に行われる計画だ。中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は「重症患者専担看護師は来年3月までに256人が投入されると見込まれる」と明らかにした。

    この日の午前0時の時点でのコロナ19新規確定者は7456人を記録し、歴代で3番目に多かった。入院中の重症患者は1063人で、最多を記録した。60歳以上の高齢層に対する3次接種率は62%を超え、17歳以下の青少年のワクチン接種予約率は70%に迫る。

    一方、食品医薬品安全処は米ファイザーが開発したコロナ19丸薬「パックスロビド」の緊急使用承認の検討に着手した。とは言え、専門家の審議などの最終承認まで手続きが残っており、年内の承認は難しいものと見られる。
  • 毎日経済 | キム・シギュン記者/ハン・ジェボム記者 | 入力 2021-12-22 17:48:45