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韓、一日の感染者が2万人突破…オミクロンが80%に


    ■ 1万人突破から一週間で倍に

    オミクロン変異株でコロナ19の大流行が本格化し、ソル(旧正月)連休最後の日である2日、新規確定者数は初めて2万人を突破した。旧正月連休で移動人口が増えたうえに対面接触が増えていることから、伝播力の強いオミクロン変異株の拡散が加速する様相だ。

    中央防疫対策本部はこの日午前0時の時点における確認者は2万270人だと明らかにした。先月26日に1万3009人で初めて1万人台に進入してから、わずか1週間で2万人台になったわけだ。旧正月連休で検査量が減ったことを勘案すると、連休後にはさらに確定者が増える可能性が高い。

    オミクロン変異株は既存のデルタ変異株よりも2倍以上も伝播力が強い。このことから先週、国内コロナ19確定者の中でオミクロン変異株が検出される割合も80%で、圧倒的な優勢種になった。それも前週に50%を超えてから、わずか1週間ぶりだ。

    ■ 3日からは高リスク群のみPCR検査

    政府は来る3日から、伝播力が強く重症化リスクの低いオミクロン株の特性を勘案した、新たな診断検査・診療体系を全国的に施行する。

    先月29日からは遺伝子増幅(PCR)検査と迅速抗原検査を選択して受けることができたが、今月3日からは高リスク群はPCR検査を、残りは迅速抗原検査を受けた後に陽性が出たならばPCR検査を受けることができるようになる。選択検査が許可される最後の期間であるこの日午後2時、ソウル市麻浦区のある選別診療所は旧正月連休を一日残してコロナ19検査を受けに来た市民たちで賑わった。選別診療所の外に市民たちの長い列が続いた。

    ■ 現場では「何を調べるのか」で混乱

    「高リスク群ではない方(迅速抗原検査)」という標識の付いた診療所の一方では、自家検査キットを配っていた。旧正月連休が始まった先月29日から、全国の保健所とコロナ19選別診療所ではPCR検査と迅速抗原検査を並行しているが、現場は依然として混乱していた。ある保健所の職員は「迅速抗原検査を受ける人はこちらに並んでほしい」と案内すると、一部の市民は「(PCR検査と)何が違うのか」と言いながら右往左往するようすだった。保健所の職員は「(迅速抗原検査を受けると)問診票を作成する必要はなく、検査結果が15分以内に出てくる」と説明した。この日までは継承期間だったので、PCR検査と迅速抗原検査の両方を受けられたが、市民の多くはPCR検査を受ける側を選択した。 3日からは60歳以上などの高リスク群だけがPCR検査を受けることができる。その他は迅速抗原検査の結果が陽性の場合にのみPCR検査を受けることになる。

    政府によると、全国で計1004ヶ所の医療機関が診断検査と治療に参加することになった。 3日から街の病院・医院など343ヶ所で検査と治療が始まる。6人の個人的集会と営業時間を午後9時に制限する社会的距離の確保は来る6日に終了する予定だが、4日に延長の可否が発表される。

    この日の午前0時の時点での在宅治療者は8万9420人で、前日(8万2860人)よりも6560人増えた。現在、在宅治療の管理医療機関は439ヶ所であり、これらの機関が管理できる人員は合計10万6千人だ。

    ■ カカオ、全社員に診断キットを供給

    一方、国内代表の情報技術(IT)企業カカオはオミクロン株の拡散から、全社員に自己診断キットを供給すると明らかにした。旧正月連休が終わる3日からは、これまでの遠隔勤務をさらに強化施行することにした。特に18日までは避けられない時を除いては全社員に対し、組織長の承認なしには社内に出入りできないように措置した。
  • 毎日経済 | チャン・スルギ記者/ムン・ガヨン記者/チン・ヨンテ記者 | 入力 2022-02-02 17:53:18