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GSカルテックス、事業構造を大転換 石油精製から総合石油化学へ

    1日、産業界によると、最近GSカルテックスは麗水(ヨス)工場内のガソリンを精製する高度化設備(写真)の一部をエチレンやプロピレンを精製する石油化学設備に改造する案を検討している。改造対象は1995年に完工した第1重質油分解施設で、1日の生産量が9万バレルに達する大規模精製設備だ。

    GSカルテックスは工程改造のための事前設計作業に突入したが、株主会社であるシェブロンとの協議を経て基本設計、理事会報告、許認可手続きなどを推進すると伝えられた。

    工程を改造するためには3000億ウォンから多ければ5000億ウォンの資金が見込まれ、実際に改造作業を始めるまでには数年がかかるものと予想される。これを通じてGSカルテックスは、2030年以降は事業構造をエネルギー(石油精製)中心から総合石油化学に転換するという構想だ。

    GSカルテックスが総合石油化学会社に変身する背景には、電気・水素自動車時代の到来に伴う輸送用燃料の減少がある。業界によると、石油輸出国機構(OPEC)と国際エネルギー機関(IEA)などグローバルエネルギー分析機関は全世界輸送用燃料需要が2025~2030年頃に最高値に達した後、減少傾向に転じるという展望を出している。

    GSカルテックスはこれに先立ち、2018年に2兆7000億ウォンを投資し麗水第2工場にオレフィン生産施設(MFC)を建設した。MFCはナフサ分解施設(NCC)と同様にエチレンとプロピレン、BTXなど基礎石油化学製品を生産する設備だ。昨年下半期からMFC工程が本格稼動したが、年間エチレン75万トン、ポリエチレン50万トンを生産している。
  • 毎日経済 | パク・ユング記者 | 入力 2022-09-01 17:27:01