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呉昇桓…巨人との3連戦「石直球」問題なし

    次は東京ドームだ。「石仏」呉昇桓(オ・スンファン)がライバル巨人戦でもチーム勝利を守る準備を終えた。

    阪神は3日から5日まで東京ドームにて巨人との3連戦を行う。シーズン初の正面対決。阪神と巨人はシーズン序盤ではあるが、ライバル戦が持つ特性上エースを出撃させる。

    27日から29日まで、大阪京セラドームにて開かれた中日との開幕3連戦を一掃した阪神は31日から2日まで東京明治神宮球場にて開かれたヤクルト戦では1勝2敗にとどまった。4勝2敗でセ・リーグのトップを走っているが、巨人は阪神が目標にするリーグ優勝の最大の障害物だ。巨人は今シーズン4連敗を期している。ライバルという理由だけでも序盤に巨人とのシリーズから気倒す必要がある。

    巨人の立場からも阪神との3連戦は重要だ。巨人は現在2勝4敗でシーズン序盤の流れが良くない。ホームで開かれる試合でライバルを生け贄にして流れを変える必要がある。3日にはエース菅野智之が登板する。阪神はランディ・メッセンジャーだ。

    呉昇桓にも巨人との3連戦は重要だ。記録だけで見たとき、昨年の巨人戦で呉昇桓は苦戦した。11試合に登板して10⅓イニングを投げ、1敗5セーブ・防御率は3.48を記録した。同じセ・リーグ球団の中で最も低い記録だ。特に、東京ドームでは1敗4セーブ、防御率が5.79で防御率が上昇した。

    もちろん、厳密に言えば巨人戦でも良いときには良く、悪いときには悪かった。呉昇桓は昨年の初セーブを東京ドームの巨人戦で上げた。その際もカットに遭い安打を受けるなど不安だった。スロースターターであるため、シーズン序盤に球威が上がってこないためだった。けれど前半までは巨人戦にて1点さえも与えなかった。オールスターブレイク以降、順位争いが熾烈になった際に巨人戦の実践が伸び、ブロウンセーブも記録した。

    しかし、決定的な勝負で呉昇桓は「巨人キラー」として戻ってきた。それが日本シリーズ進出をかけて行われたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージだ。日本の独特なポストシーズン方式上、巨人が1勝を抱き、阪神のホームアドバンテージなしで東京ドームでのみ6戦4勝制で行われた試合にて阪神が4連勝で日本シリーズに進出した。呉昇桓は4試合すべてに登板して3セーブをあげ、クライマックスシリーズMVPを獲得したりもした。

    序盤にライバルの気勢を殺ぐことにおいて呉昇桓が最後をしっかりと守る必要がある。開幕後、4回登板して不安を見せながら「ブルペンの中心を掴め」と叱責を受けたりもした呉昇桓は石直球でライバル打線を封鎖する準備ができた。オフシーズンの間に十分な休息を取り、着実に体を作った。球威も徐々に上がっている。あとは石直球で巨人打線を封鎖する仕事だけが残った。
  • 毎経ドットコムMKスポーツ(東京)アン・ジュンチョル記者 / 写真=チョン・ジョンファン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-04-03 06:06:11