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「事務長病院」の保険金詐欺、急増…2年間で3倍に

  • 医師免許を借りて違法に病院を設立した後、患者に虚偽の入院確認書を出す方式の組織的な保険金詐欺が急増している。

    金融監督院によると30日、違法な医療費・保険金請求に悪用されて摘発された通称「事務長病院」の数字が△2013年9件(民営保険詐欺を基準にして摘発金額35億ウォン)、△2014年27件(61億ウォン)△2015年12月現在34件(238億ウォン)に大きく増えている。事務長病院とは、資金力を持つ一般人(院務課長の役割)が違法に医療関係者の名義を借りて病院を開院した後、これを運営しつつ虚偽で患者に入院確認書を発行するなどの行為を行うところをいう。この過程で、病院は国民健康保険公団に医療費を請求して収益を得て、一部の患者は虚偽書類などで民営保険会社に保険金を申請したりする。

    実際に、最近A氏は高齢で診療が困難な医師5人の名義を借りて仁川に病院2ヶ所を設立し、ブローカーを介して虚偽の患者を募集して保険金詐欺を繰り広げ、金融監督院の調査によって摘発されて検察に送致された。

    偽患者を含めて摘発された人員は総69人に達した。 A氏など病院側は20億ウォンの不当利益を健保公団などを通じて得て、患者は民営保険を通じて30億ウォンほどの保険金を受け取った。患者を紹介したブローカーのBもまた、総950万ウォンを手数料として受け取った。

    金融監督院のイ・ジュンホ保険調査局長は、「これまでは患者が個人的に保険金詐欺を行うケースが多かったが、最近では組織化される傾向にあり、特に虚偽患者を複数の病院に回すことも行われている」とし、「一般人も容易に保険金を受け取れるという誘惑に負けて犯罪に加担しやすいので、格別の注意が必要」だと明らかにした。
  • 毎日経済 パク・ジュンヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-12-30 19:34:51