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子供のスマホ中毒率を低めるには?

両親が子供の話しを聞き、圧迫を与えないこと 

    両親が子供の意見に耳を傾け、自律的な養育態度を見せるほど、スマートフォン中毒の可能性も低くなるという研究結果が出て注目されている。

    2日、カトリック大学のムン・ドゥシクとチェ・ウンシル教授が最近、学術誌「青少年学研究」に寄稿した「両親の養育態度が青少年のスマートフォン中毒に与える影響」によると、両親の養育態度がより受容的で自律的であるほど子供の自我尊重感が高まり、スマートフォン中毒の程度も低いことが分かった。

    スマートフォン中毒は、スマートフォンに中毒するほど過度に没頭して調節能力を喪失し、ついには社会・心理・身体的な問題を引き起こす状態を言う。一般的に、学界ではスマートフォン中毒や過度な使用は成長期の青少年に社会参加を減少させ、心理的安寧を脅かしてうつ病やモチベーション低下、低い自尊心や拒絶に対する恐怖などを増加させるものと報告されている。

    カトリック大学研究チームは両親の養育態度と子供のスマートフォン中毒の相関関係を分析するために、ソウル市・京畿道・江原道の中学校の1~2年生700人を対象にしたアンケート調査を実施した。両親の養育態度と青少年の自我尊重感を測定する質問と、韓国情報振興院のスマートフォン中毒自己尺度を使用して相関関係を分析した結果、青少年の自我尊重感が高まるほどにスマートフォン中毒の傾向も減少することが調査された。

    青少年の自我尊重感は両親の養育態度と、統計的に有意な相関関係があることが分かった。両親が養育過程において子供の意見を十分に聞いてやらず、両親の意見を過度に押し付けるほどに子供の自我尊重感が低くなるというものだ。また両親の子供に対する成就圧力が低いほど、子供のスマートフォン中毒の程度も低くなった。両親が子供の学業成績や進学などの達成に過度に執着すれば、スマートフォン中毒となる可能性が大きくなるという意味だ。

    スマートフォン中毒を数値化したところ、男子学生は1.99で女子学生は2.16と、女子学生がスマートフォン中毒により弱いことが分かった。


  • 毎経ドットコム_デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-02 09:52:00