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青年実業家を犯罪者に作り上げた国会

モバイル中古車オークションプラットフォーム「ヘイディーラー」の挫折 

  • 設立1年目にして累積取引高300億ウォンを突破しながら、中古車オークション市場で突風を起こしてきた中古車モバイルオークションスタートアップ「ヘイディーラー(heydealer.com)」が来る5日に閉店する。国会発の「釘規制」に前途有望な青年起業家が「涙の廃業」を準備することになったのだ。

    ヘイディーラー創業者であるパク・ジヌ代表(27)は3日、毎日経済との通話で「昨年12月28日、国会で『自動車管理法』改正案が可決され、ヘイディーラーのサービスは違法と見なされた。もうこれ以上、営業を継続するのは難しいと思って5日からサービスを暫定終了する」と述べた。

    ソウル大学地球科学教育科を休学して、昨年1月にヘイディーラーを創業したパク代表は、わずか1年目にしてオフライン取引中心であった国内の自動車オークション市場に旋風を巻き起こし、累積取引額300億ウォンを突破した。ヘイディーラーの将来価値を見て参加した中古車ディーラーが500人に達し、週間処理物量も800台水準を維持するほど、顧客とディーラーの両方が熱い反応を見せた。創業前、オフライン市場に飛び込んで1年間、直接ディーラーとして活動するなど、徹底して現場を中心に実務を身につけて革新のアイデアを準備したため、可能な成功だった。

    しかし、ヘアディーラーの突風は国会のとんでもない規制措置により、危機を迎えた。キム・ソンテ議員(セヌリ党)が代表で発議した自動車管理法改正案は、オンライン自動車オークション業者をこの法律の規制対象として含ませ、オンライン業者もオフライン営業所(3300平方メートル(㎡)以上の駐車場、200㎡以上のオークション室)とオフィスなど、各種のスペースを確保しなければ違法業者と規定した。これを破った場合、「3年以下の懲役・1000万ウォン以下の罰金」を課すことにした。

    これにより、ヘイディーラーだけでなく、他のモバイル基盤の中古車オークションのプラットフォームも、突然に違法業者になる状況を迎えている。この法案は、昨年11月に発議され速戦即決に所管常任委員会と法制司法委員会の法案審査を経て、先月28日、国会本会議を通過し、来る5日から電撃的に施行される。この法律を代表発議したキム・ソンテ議員の選挙区は中古車オフライン店舗が集まっているソウル市江西区の乙だ。
  • 毎日経済 ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-03 16:58:51