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高麗大、「オールAの単位洗濯成績表」にブレーキをかける

  • 高麗大学がこれまで許容してきた「無制限再受講」を禁止することにした。再受講可能回数を1回に制限して再受講時に獲得可能な単位から最高点である「A」は除外する。大学街で就職スペックを高めるために、卒業まで延ばしながら「オールA」の成績表を作ってきた慣行に、本格的にブレーキをかけたものだ。先立って、延世大学、成均館(ソンギュングァン)大学などに続き、主要大学の「単位洗濯」禁止措置が広がると、大学生らはそれでなくても大変な求職をより困難にする措置だと大きく反発している。

    18日、教育界によると、高麗大学は前日の午前、総学生会と面談しながら再受講制度と1時間目の開始時間の変更を骨子とした「学士運営改正案」を学生らに伝えた。

    改正案は、既存の無制限に可能な再受講可能回数を1回に制限し、再受講時に最大取得可能単位をAからB+に下げることにした。また、再受講した科目の単位は、「2つのうちより良い成績」ではなく「最終獲得単位」を表記単位とする内容も含まれた。たとえば、C+を受けて再受講したがFを受けたなら、以前であればC+を与えたが、今後はFをそのまま記載するというものだ。全体的に学生らの「無差別再受講」を遮断するための措置だ。パク・マンソプ高麗大学教務処長は、「同じ授業を立て続けに受ける学生らは、どうしても最初の受講学生らより良い単位を取るのに有利な面がある」とし、「公正に反する制度であり、教育哲学にも合わない」と説明した。また、再受講を通じて作られた「オールA」の成績表について、企業の人事担当者が「単位インフレーション」と評価し、学校成績の反映自体を嫌うなどと、就職一線で成績不信が大きくなったことも要因だと付け加えた。

    実際に大学情報公示センターの大学広報に導入されたソウルの主要な大学12校を基準に、卒業生の単位分布を分析した結果、平均90点(A単位)以上を受けた卒業生の割合が半分を超える大学が年々増えてている。このような再受講制限制度は、2000年代に入って成均館大学を皮切りに、中央大学、延世大学、西江(ソガン)大学などが再受講回数を制限するなどと、段階的に大学街に拡散している。

    高麗大学の学生らは、すぐに反発した。去る17日、総学生会のオンラインFacebookのホームページには、わずか1日で600人以上の学生らが主に学校側の提案に反対する抗議性のコメントを残した状態だ。ある学生は、「単位インフレーションはすべての大学が一緒に調整してこそ効果がある」とし、「うちの学校の生徒だけが損する制度だ」と懸念の声を出した。
  • 毎日経済 ヨン・ギュウク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-10-18 17:18:17