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潘基文の帰国翌日の支持率25%、文在寅は23%

    潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長は帰国直後に保守層を結集する「コンベンション効果」を享受し、文在寅(ムン・ジェイン)共に民主党代表の支持率をぴったりと追撃している。コンベンション効果は大規模な政治イベントの直後に現れる、支持率の上昇現象を意味する。

    16日、世論調査機関であるリアルメーターが1月第2週次、全国成人男女2526人を対象に世論調査(95%信頼水準で標本誤差±1.9%ポイント)を行った結果、ムン・ジェイン前代表の支持率が26.1%でパン・ギムン前事務総長(22.2%)を上回った。続いて李在明(イ・ジェミョン)城南市長(11.7%)、安哲秀(アン・チョルス)前国民の党代表(7%)、安熙正(アン・ヒジョン)忠南知事(4.9%)、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長(4.4%)などの順だ。しかし一日ごとに分析してみると、パン前総長の支持率ははっきりとした上昇曲線を描いている。去る9日は19.9%にとどまっていたパン前総長の支持率は、帰国当日の12に日は23.3%まで上昇した後、翌日(13日)には25.3%にまで急騰した。ムン前代表は同じ期間での支持率が28.1%から23.7%に下落したことで、先週の終盤には1位の座をパン前総長にあけ渡した。

    パン前総長は伝統的な支持層である忠清圏だけでなく、ソウル・嶺南・首都圏などの地域で平均した支持率上昇を引き出して、「ムン・ジェイン-パン・ギムン」二強構図に狭める傾向にある。今回の調査と関連した詳細な事項は、中央選挙世論調査公正審議委員会のホームページ(nesdc.go.kr)を参照するとよい。

    一方でパン前総長はこの日、慶尚南道巨済市の大宇造船海洋玉浦造船所の訪問と釜山の国連記念墓地参拝を皮切りに、3泊4日の嶺南(ヨンナム/慶尚道)・湖南(ホナム/全羅道)と忠清道を網羅した幅広い民生行動に突入した。またパン前総長は朴槿惠 (パク・クネ)大統領に電話をかけ、「直接お訪ねしてご挨拶したいが、状況がこのようになって残念に思う。是非うまく対処されること望む」と述べ、パク大統領は「国連事務総長として10年のあいだご苦労様でした。これまで多くの成果をあげた」と答えた。

    ムン前代表はこの日、対談集「大韓民国は尋ねる―全く新しい国、ムン・ジェインが答える」を出版し、「いまや嫌悪の政治を終わらせて、和諍の時代に向かうべき」だと促した。

    次期大統領が備えるべき徳目として「信解行證」という四字熟語を提示した。ムン前代表は、「心の中に末永く抱いてきた精神」だとし、「国民を信じて、国民の痛みを理解し、そして国民の幸せを実践し、国民の幸せを完成させるという約束だ」と説明した。
  • 毎日経済 カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-01-16 17:57:56