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延世大学の爆発テロ、タンブラーで作った「IS式釘爆弾」を使用か

マンチェスターテロに使用された爆発物と似た構造 

  • ソウル延世大学の研究室でテロと疑われる爆発事故が発生したなかで、爆発物の製造にコーヒーの「タンブラー」が使用されていることが確認された。

    極端主義テロ団体であるイスラム国(IS)が主に愛用する私製爆弾である釘爆弾の構造とよく似た構造だ。

    13日警察などによると警察はこの日、キム某教授の研究室爆発事故の現場で残骸を回収して1次分析を行った結果、コーヒータンブラーの中に爆発触媒とねじ釘などを詰めた「私製爆弾」だと確認した。現在特攻隊や爆発物分析チーム、ソウル地方警察庁科学捜査チームなど70人余りが現場に投入され、正確な事故の経緯や爆発物の材質、構造等を把握している。警察関係者は「爆発火薬やネジなどを盛り込んだ容器はタンブラー容器として確認された」と伝えた。

    このような私製爆弾の構造は最近にマンチェスター自爆テロに使用され、テロ団体のISが主に愛用する私製爆弾である釘爆弾(Nail bomb)の構造と似ている。釘爆弾とは爆発物に釘、ねじ、針、カミソリの刃などの金属をいっぱいに詰め込んで作る私製爆弾だ。爆発力自体は大量殺傷をするほど強くはないが、数十~数百個の金属物質を弾丸よりも速い速度で四方に飛ばすことで知られている。

    しかし今回の犯行に使用された爆発物がキム教授をはじめとする周辺の人物に致命傷を与えなかったのは、製造過程が粗悪で爆発力が大きくなかったためだと思われる。

    警察関係者は「これまで把握したところとしては、箱を開けるときに側面が爆発したと見られ、粗悪な爆発物として推定される」とし「テロなのか、単なる不満や恨みによる犯行なのかなどについては、爆発物の分析が終わって捜査を通じて明らかになることだ」と伝えた。

    この事故でキム教授が首や胸、手などに軽いやけどを負って近くセブランス病院に搬送された。被害を受けたキム教授は、最近にSF映画に登場する透明マントを作成するために必要な物質を開発して注目された人物だ。
  • 毎日経済 ユ・ジュンホ記者 / イム・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-06-13 11:39:34