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「急発進 vs ブレーキ操作ミス」…歩道突進バスの事故原因は?

  • 去る5日、清州都心で歩道に突進して12人の死傷者を出した保育園のバス運転手は、「バスが突然加速した」と陳述した。事故の原因が電子制御装置の欠陥による急発進だという主張だ。

    運転手A氏(57)が運転していた21人乗りのバスは5日昼12時26分ごろ、清州市西原区の司倉交差点付近の往復8車線道路を運行している途中に中央線を越えたあと歩道に突進し、歩行者3人を突き飛ばした。この事故により、歩道で横断歩道の信号を待っていたBさん(71・女)とCさん(83・女)が重傷を負って近くの病院に運ばれたが死亡した。

    歩行者1名とバスなどの事故車両4台に乗っていた9人の計10人が負傷し、病院で治療を受けている。

    A氏は警察で「下り坂から降りてきて信号待ちの車両が見えたためバスを止めようとしたが、突然エンジン回転数(RPM)が跳ね上がって制動装置も作動されなかった」と主張した。

    原因については意見が分かれている。自動車の電気的欠陥が原因だという主張もあれば、運転が未熟なため発生する単純な制動装置の操作ミスであるだけだという反論が対立している。

    清州市の車両登録事業所によると、A氏は先月16日に市内の整備所で事故が起きたバスの定期点検をしたが、結果は「異常なし」と出てきた。

    しかしよく見ると、今回の事故は通常の急発進事故とは少しタイプが違う。

    バス運転手は加速して制動装置が作動されなかったと主張したが、当時のバス速度は70キロに過ぎないと推定された。

    急発進事故は通常、車両の後ろに装着されたブレーキランプが点灯していながらも制動が効かないということが特徴だが、事故当時このバスはブレーキランプが点灯していなかった。

    道路交通公団の関係者は「急発進はRPMが急激に上がり、アクセルペダルを踏むときよりもはるかに速い速度が出ることを言うが、裁判所が認めたケースはない」と伝えた。

    警察は、バス運行記録装置と事故当時の場面が込められた閉鎖回路(CC)TVなどを確保して事故原因を調査する一方、国立科学捜査研究院に原因究明を依頼した。

    半月後に出てくると思われる国立科学捜査研究院の分析結果に基づき、急発進による事故なのか、制動装置異常や操作ミスによるものなのかが決定されると思われる。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-07-06 09:25:39