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金与正第1副部長一行、仁川から平昌へ
- 9日午後1時46分、金正恩（キム・ジョンウン）北韓労働党委員長の妹の金与正（キム・ヨジョン）党中央委員会第1副部長などの北側の高位級代表団が仁川国際空港を通じて韓国に入り、平昌冬季オリンピックの開幕式に出席した。北側の金日成主席の直系家族が韓国を訪問したのは1953年の「6・25戦争」休戦以来で初めてだ。
この日、金正恩委員長の専用機（PRK-615便、別名オオタカ1号）に乗って訪南した北側代表団は、憲法上の国家元首である金永南（キム・ヨンナム）最高人民会議常任委員長をはじめ、金与正第1副部長、崔輝（チェ・フィ）国家体育指導委員長、リ・ソングォン祖国平和統一委員会（祖平統）委員長などで構成された。政府では統一部の趙明均（チョ・ミョンギュン）長官、チョン・ヘソン次官、南官杓（ナム・グァンピョ）青瓦台国家安保室第2次長が仁川空港に乗り出して彼らを受け入れた。
金与正第1副部長は黒のコート姿で、左の肩にバッグを担いで登場した。
北側の高位級代表団はこの日の午後2時07分ごろ、空港儀典室でチョ・ミョンギュン統一部長官などの政府側関係者と歓談した。この席でキム・ヨンナム常任委員長が「平壌の気温とあまり差がない」と言ういやいなや、チョ統一部長官は「数日前までは寒かったが、北からめずらしいお客さんが来られたので天気も暖かくなった」と徳談をかわした。これに対してキム常任委員長は「以前からも私たちは東洋礼儀之国として知られている国」だとし、「これも私たちの民族の誇りの一つだと思う」と答えた。キム・ヨンナム常任委員長とキム・ヨジョン第1副部長は、儀典室でお互いに上座を勧める姿も見られた。
文在寅（ムン・ジェイン）大統領はこの日の午後8時12分頃、平昌冬季オリンピックの開会式が行われた平昌五輪プラザで外賓らと挨拶を順番に交わしていたが、キム第1副部長とも握手して挨拶をかわした。キム第1副部長はムン大統領を見るやいなや席を立って笑顔とともに軽く挨拶し、ムン大統領が差し出した手を握った。ムン大統領は10日午前11時、青瓦台本館で北側高官代表団と会見することに続き、昼食会を進行する。北側からはキム第1副部長をはじめ、キム・ヨンナム常任委員長、チェ・フィ委員長、リ・ソングォン委員長ら4人が参加する。 - 毎日経済＿オ・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-02-10 00:09:31
