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「南北ホットライン」20日に開通...両国首脳が試験通話

  • 文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は17日、仏教の指導者らに会った席で「韓半島の完全な非核化はいまや私たちの前に置かれた最も緊急の課題であり、必ずしも平和的に解決すべき課題」だとし、「和諍の精神が韓半島に実現され、葛藤と分裂が解消されるように切実な願力で祈っていただきたい」と語った。ムン大統領はこの日、ソウルグランドインターコンチネンタルホテルで開かれた韓半島の安定と平和のための起源法会に参加し、「国民の共感と支持があってこそ南北関係を解いていくことができる」と強調した。

    国際社会はさいきん米国のシリア空襲などで、新冷戦構図に入るなかで、ムン大統領がこの日「韓半島の非核化は必ず平和的に解決されなければならない」と強調したことが注目される。

    ムン大統領は「南と北の間の塀を崩し、共生と共存の道に乗り出さなければならない」と述べた。

    続いて「離散家族が再会して消息をやりとりし、自由に行き来することができなければならない。社会、経済、文化的交流がつながらなければならない」と、韓半島政策の下絵を提示した。任鍾晳(イム・ヂョンソク)大統領秘書室長はこの日に春秋館で記者会見を開き、「必要に応じていつでも徐薫(ソ・フン)国家情報院長と鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長の、平壌訪問の可能性も開かれている」と述べた。特に青瓦台は南北首脳会談で議題を調整し、「4・27宣言」や「板門店宣言」を発表する計画だ。南北首脳会談の場面をテレビ生中継する側で調整している。また南北は来る20日頃にホットラインを接続して試験通話を行い、続いて首脳間の通話も推進することにした。

    来る27日に板門店南側の平和の家で開かれる「2018南北首脳会談」に十日を残し、青瓦台は詰めの実務準備に突入した。

    イム・ヂョンソク室長は今回の南北首脳会談の意味と関連して、△板門店の南側で開催、△米・北会談に続いて場合によっては南・北・米首脳会談に向かうアシスト、△完全非核化と恒久的平和の定着、画期的な南北関係の改善などの主要議題に集中などの3つに言及した。

    イム室長は「南北首脳会談の定例化とは別に、板門店会談が定着するかどうかが非常に重要」だとし、「儀典や行事を果敢に省略し、重要な議題に集中した実質的な協議に続くのかが重要だと考える」と述べた。

    また、「これまで二度の南北首脳間の合意にもかかわらず実施が難しかった理由は、南北と米・北対話の間に韓・米の疎通の程度がうまく調和されなかった」とし、「現実外交政治で重要な方向転換というのは、少なくとも米国の忍耐と同意なしには難しい」と説明した。続いて「南北対話に1の念を入れて、韓・米の疎通に3以上の念を入れた」とし、「南北と米・北が一緒に進むことが、根本的な問題を解く鍵になることを期待している」と付け加えた。

    特にイム室長は、「南北と米・北に続き、韓半島周辺での関係改善まで図る、慎重な出発とすることができる」とし、「千里の道も一歩からであることから、平和の問題が新たなスタートとして位置づけられるのではないかと思う」と述べた。

    南北間の儀典・警護・報道分野の議題を扱う2次実務会談が18日、板門店で開かれる。イム室長は「実務会談で高位級会談を開くほどに多くの調整が行われれば、高位級会談の日程をきちんとつかむ」と説明した。続いて、「国家情報院次元の(水面下の)疎通も常に開かれていてスムーズだ」とした。

    南北首脳会談の場所である板門店平和の家の工事が来る20日ごろに仕上がったら、北側の先発隊が続けて常駐し、儀典と関連する最終点検を行うことになる。

    イム室長は「4・27宣言となるか、板門店宣言となるかなど、内容を苦心してまとめている」とし、「(議題の)骨組みは整えたし、ムン大統領とも3回検討したが、高位級会談で議論を経て最終的に首脳間の調整で合意することになるだろう」と強調した。続いて、「歴史的場面が演出されることがあるので、南北首脳会談を生中継する方向で議論する計画だ」とした。ただし金正恩北韓国務委員長の動線、リ・ソルジュ夫人の同伴、共同記者会見の可否などの場合、最後の日まで最終調整することになると思われる。

    青瓦台側は今回の南北首脳会談では、去る1次・2次南北首脳会談の時のように、経済協力と交流関連の合意が出てくる可能性は低いという立場も明らかにした。

    この関係者は「経済協力の内容は(合意文に)追加されないようだ」とし、「(南北首脳会談に続く)北・米首脳会談合意と切り離せないから」だと説明した。これとともに、「非核化関連の南北間合意を制度化して拡大する案が盛り込まれるかもしれない」と付け加えた。

    また今回の南北首脳会談では、今後の首脳間会談を定例化する案が主要議題として扱われる予定だ。青瓦台側は「南北首脳会談の定例化について、南北間の親密な関係がなされていない」と言いながらも、「今回の会談で重要な議題として扱うつもり」だと強調した。

  • 毎日経済_カン・ゲマン記者/オ・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-04-17 18:28:42