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駐車場情報アプリも今や「ビッグデータ」時代

リアルタイム駐車場情報、モバイル決済可能なアプリが4月発売 

    昨年、大韓民国は自動車2000万台時代を迎えた。車両台数が増えただけに、韓国は世界的にも悪名高い交通渋滞を誇る。これは土地が不足しているにもかかわらず、一世帯当たりほぼ車両1台ずつを所有しているために発生した結果だ。

    当然、渋滞と同じくらい駐車場も不足しているのが実情だ。特にソウルの弘大(ホンデ)、明洞(ミョンドン)、大学路(テハンノ)で駐車場を探せば空いている駐車場を探そうと、駐車するだけで30分から1時間以上かかることがある。これを打破するためにさまざまな駐車場アプリが発売され、多くのユーザーがこれを活用している状況だ。

    とは言え、実際に駐車場アプリを使用している人の満足度は高くない方だ。国内の駐車アプリはたいがいが自分に最も近い公営駐車場や有無料駐車場の検索、駐車場と契約を結んだ駐車場情報の共有、価格情報などを提供している。しかし、リアルタイムで情報を提供してくれるものではなく、最も重要なリアルタイムの駐車可能台数、障害者専用駐車場、女性優先駐車場、軽自動車専用駐車エリアなどまで、細かな情報は知ることができないケースが多い。

    このように、もう少し細密で正確な情報を希望するユーザーの需要が高まるにつれ、新たな駐車アプリが発売を控えている。来る4月に発売される駐車アプリ「パークストア」は既存のアプリとは異なり、リアルタイム決済システム、ビッグデータに基づいた交通データの提供、モバイル駐車割引券などのさまざまな駐車関連サービスを提供する予定だ。

    このアプリは基本的に、リアルタイムで駐車場の空車情報を提供する。各駐車場ごとのリアルタイムの料金情報もチェックすることができ、モバイル端末ですぐさま駐車場利用の決済も可能だ。また、障害者や軽自動車の利用者、女性ドライバーの場合はパークストアを使用すると、専用駐車エリアの情報提供を受けることができて便利だ。さらに、駐車場近くの美味しい店、銀行などの便宜情報もチェックが可能な点が特徴だ。

    パークストアの関係者は、「このアプリを使用すれば入車および出庫時間を短縮し、駐車割引券の使用などによって駐車場のコスト削減が可能だ」とし、「駐車場運営者の立場でも、パークストアはより弾力的な駐車場運営が可能で多くの顧客を誘致することができ、周辺商店街の広告などを通じて付加収益を狙うこともできる」とした。
  • 毎日経済 ソン・ジョンア記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-03-29 10:30:07