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拡大する韓国語版AI市場…国内外のIT会社が早足に
SK C＆C・IBMに続いてMSも韓国進出を打診
- △写真＝SK C＆Cが先月12日、ソウルグランドインターコンチネンタルホテルでIBMの人工知能技術「ワトソン」が適用されたロボットNaomiを公開して韓国語を試演してみせた。 [イ・チュンウ記者]
韓国語版人工知能（AI）を巡ってグローバル企業と国内スタートアップの一本勝負が行われる。来年初めから国内利用者も韓国語でさまざまなAIサービスを受けられるようになる見込みだ。
まずIBMのワトソンは、SK C＆Cと手を取り合い、来年初めにワトソンの韓国語バージョンを発売する。韓国語で問う音声質問にワトソンが答えを探し、韓国語で答えてくれるサービスが可能となる。ワトソンは5年前に米国のテレビクイズ番組『Jeopardy!』に出場し、優勝して有名になった。人間と言葉をやり取りできる「自然言語処理」AIでは現存する最も実用性の高いAIとして評価されている。
韓国IBMの関係者は、「現在、ワトソンは韓国のテレビ番組や映画を見て、新聞を読みながら韓国語を学んでいる」とし、「SK C＆Cとの協力を通じて、開発スピードがさらに速くなるだろう」と伝えた。SK C＆Cは韓国でワトソン事業権を持ち、韓国IBMとワトソンマーケティング、システム統合（SI）などの事業を共同推進する。SK C＆Cの関係者は、「スマートフォン、ロボットなどのさまざまな機器とサービス分野で韓国語の人工知能サービスが普遍化されるだろう」と話した。例えば、スマートフォンでインターネットショッピングモールに接続して商品を検索する場合、検索ウィンドウでワトソンを呼び、「携帯電話を買いたいが、最新型の製品をお勧めしてくれ」と言えば、ワトソンが最適の商品を推薦して購入を手伝える。韓国IBMの関係者は、「ワトソンの最大の強みは、自然な対話体を認識し、理解するという点だ」とし、「このような口頭要請が可能になれば、スマートフォンの使用に困難を感じる中高年層も簡単に商品を購入できる」と伝えた。
グローバルITモンスターのマイクロソフト（MS）も近いうちに韓国語AIを披露する計画だ。最近、日本の東京で開かれたMS韓日学術大会で会ったMSアジア研究所長の洪小文氏は「MS人工知能チャットボット（chatbot）の次の舞台は韓国だ」と話した。
洪所長は「6カ月内にすべての開発者にMS人工知能技術を開放する」とし、「韓国語サービスのために韓国人の開発者も大幅に採用する」と伝えた。MSは2014年5月、人工知能技術と自社検索エンジン「Bing」を結合し、中国語チャットボット「小氷（シャオビン）」を作りサービスしている。洪所長は「小氷と対話を通じて、商品の推薦を受けて注文までする中国の若者が多い」とし、「MSの人工知能は、真似を越えて実生活に入ってきた」と話した。
国内技術企業も韓国型AIの開発に力を注いでいる。ビッグデータの分析専門スタートアップであるマインズラボ（MINDs Lab）は、NAVERと江原創造経済革新センターの支援を受けて、韓国語の音声サービスが可能なAIカウンセラーを作った。マインズラボは韓国電子通信研究院と三逸（サミル）会計法人が合弁して作った会社だ。企業向けビッグデータ分析を専門で始めてAIまで範囲を広げた。マインズラボのユ・テジュン代表は、「すでに国内家電大手の相談センターと契約し、AIカウンセラーをテスト中だ」と伝えた。マインズラボは今年10月、奨学クイズテレビ番組に自社の人工知能を出場させ、人間と競争させる計画だ。上半期に人工知能Bluetoothスピーカーである「チョロンイ」も公開する予定だ。
国内スタートアップ「フロンティ（Fluenty）」は、AI返事推薦サービスを開発した。IT専門ベンチャーキャピタルであるフューチャープレイ（Future Play）から企業価値10億ウォンを認められ、1億ウォンの初期資金を確保し、2015年1月に設立した。以降、英語バージョンでアプリケーション「フロンティ」を最初に作成し、昨年8月に米国で発売して4万人以上が使用している。現在は韓国語バージョンを開発して公開テスト中で、8月に正式サービスを開始する予定だ。Daumのビッグデータ開発者出身のフロンティのキム・ガンハク代表は、「市場を先取りし、グローバル企業との競争でも押されないだろう」と伝えた。 - 毎日経済 オ・チャンジョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-06-16 15:08:02
