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ジカウイルスが感染6カ月経った感染者の精液から検出
性接触伝染以外に拡散する可能性あり…米CDC「前例のない緊急事態」
- ジカウイルスが感染者の精液から感染6カ月が経過しても検出されたことが明らかになった。イタリアスのスパッランツァーニ感染症研究所（Lazzaro spallanzani institute）は、去る1月にジカウイルス感染の診断を受けた40代前半の男性の精液から188日が経過した後にも、ジカウイルスが検出されたと欧州疾病予防管理センター（ECDPC）に報告した。これは、既存の93日に比べて2倍以上長い期間だ。
精液からジカウイルスのRNAが検出されたからと言って、精液中に生存していたり人体に感染する可能性があると断定するのは難しい。しかし、その可能性を示唆する結果だと注目される。ジカウイルスは、すべての性的接触を通じて伝染するという事実と、男性だけでなく女性も相手に感染させるということが最近になって明らかになった。
これまで世界保健機関（WHO）と各国の保健当局は、ジカウイルス流布地域で旅行した人は、感染症状の有無に関係なく8週間、症状のある人は少なくとも6カ月間性行為を控えるか、コンドームの使用を推奨してきた。しかし、6カ月過ぎても精液からウイルスが検出されたことにより、このような「禁止または回避期間」を延長するしかなくなった。また、ジカウイルス感染と拡散に性接触が、今まで知られているよりもはるかに大きな役割を果たすということを示唆し、性生活と妊娠・出産計画などにも大きな影響を与える可能性があるという結果だ。
専門家らは、ジカウイルス感染を防ぐために性接触に、注意しなければならないという点を広く知らせるべきだと声を高めた。ジョン・ブルックス（John Brooks）CDCエイズウイルス局首席医学諮問官が、ジカウイルス関連の内容を全面評価し、可能な限り早期に新しい情報と指針を作る予定だと明らかにしたと医薬専門メディアSTATは伝えた。
これと関連して韓国疾病管理本部も、「世界保健機関（WHO）、米国、欧州などの予防規則などの勧告事項を注視し、立場を決定する予定だ」とし、「女性から男性へのジカウイルス感染事例が外国で報告されたことにより、これと関連した性接触規則の問題も変更を検討中だ」と明らかにした。 - 毎日経済 シン・チャンオク記者 / 写真=photopark.com | (C) mk.co.kr | 入力 2016-08-15 17:26:46
