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テクノロジー > 健康・医学

中秋過ぎて40~60代女性が手首に痛みを訴える

祭壇の準備・客の接待で「手首トンネル症候群」症状を見せる 

    秋夕(チュソク)の連休が終わり、主婦たちが最も多く訴える痛みが「手首トンネル症候群(手根管症候群)」だ。主婦たちは祭壇の準備と客の接待で、普段よりも疲れやすく、このように長時間多くの仕事を一度すれば手首に無理が来るはずだ。手首トンネル症候群は、指から下りてくる正中神経が通過する手首の通路が、複数の原因によって狭くなったり圧迫を受けて神経症状が現れることをいう。正中神経が損傷を受け、正中神経の支配領域である親指と人差し指および中指に痛みや感覚異常の症状を引き起こす。特に、症状がひどい場合は、痛みが強くなり感覚が低下し、指の筋力低下まで引き起こす可能性がある。

    手首トンネル症候群の患者は年々増加傾向にある。健康保険審査評価院の統計によると、昨年の総患者数は16万7000人で、このうち女性が12万9000人以上で女性患者がはるかに多い。特に、50代女性は5万6000人で総患者数の34%を占め、40代女性が15%、60代女性が14%の順だった。痛みやしびれの症状が一時的に起こり消える場合もあるが、放置すればするほど症状が悪化し、眠りから覚めるほど激しいしびれの症状が現れることもある。万一、痛みやしびれの症状が続き、指に麻痺の症状が出た場合は、すぐに病院を訪問して検査を受ける必要がある。

    手首トンネル症候群は、症状や身体検査を通じて比較的簡単に診断できるが、頚椎ヘルニアとの鑑別が必要であり、筋電図検査が確診の助けになる。

    治療方法としては、まず休憩し、消炎剤などの薬物治療、副木固定および注射治療などの非手術的治療を施行する。しかし、非手術的な方法が失敗したり、筋力低下が発生した場合は手術的治療が必要な場合がある。症状が現れた初期には、手首の使用を極力減らし、湿布やマッサージ、薬物治療、補助器の着用などの非手術的治療を行い、症状を好転させられるが、湿布、温湿布で自己治療をして病気がかなり進行した状態で病院を訪れると、神経遮断術や手根管を広げる外科的な手術で治療しなければならない。痛みや感覚異常が少しあいまいな場合があるが、万一、両手首を内側に曲げて手の甲を合わせ、1~2分程度そのままの姿勢を保った時に、痛みがあったり感覚に異常があれば、病院を訪れた方が良い。
  • 毎日経済 イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-09-17 18:58:48